『未来への10カウント』山田杏奈 インタビュー

INTERVIEW

2022年4月期テレビ朝日系木曜ドラマ『未来への10カウント』でボクシング部唯一の女子部員・水野あかり役を演じる山田杏奈にインタビューを行った。

脚本を読んだ時の印象を教えてください。

山田 福田靖さんの脚本ということで、個性的な役者のみなさんと、高校生チームの若い感じがいいテンポ感で描かれていておもしろいなと思いました。1話を読んで、この後どうなるんだろうとワクワク感がありました。すごくおもしろかったですし、それぞれの個性が爆発しているなと思いました(笑)

今回、木村拓哉さんや満島ひかりさんとの共演はいかがでしたか?

山田 木村さんも満島さんも作品全体の事や、“こうしたらもっとよくなるんじゃないか”という提案をしていただくことがあります。セリフも会話の中で変わっていったり、私たちにも提案してくださったりして、全体的なところを見ていらっしゃるのが、さすがだなと毎日刺激を受けています。高校生チームは台本に書いてある部分だけではなくて、その前後の余白を演じることも多くて、先輩たちの姿を見て、私たちも「こうしていこうか」という話をしています。みんなで一つの作品を作るという感覚が強い現場です。

自分たちで考える部分が多い現場ですか?

山田 もちろん監督と話すこともありますけど、監督は「この人ならどうするかな?」と言ってくださるので各々が考える時間が多いです。

山田さんが演じた水野あかりについてはどのように考えて演じていますか?

山田 あかりはボクシング部のことは大事にしているんですけど、あかりの家庭環境の問題があって強くなりたいと思っている子なので、そこへの熱意を役として大事にしています。部活として楽しみたいというよりも、自分の生活に対してという部分があります。精神的な強さや、怒りの感情が常にあって、どこかピリピリしている場面が多いです。“学校どころじゃない”という思いもあって、早くボクシングを教えて欲しいと思っている役ですね。

実際にボクシングをするシーンもあるんですか?

山田 あります。今後はインターハイの話とかも出てくるので、そのためにも撮影をしながら、さらにみんな練習しています。

ボクシングは初体験ですか?

山田 初めてです。運動神経がよくないので、どうしようかと思っています(笑)この作品の話が決まってからすぐに練習に入らせていただいたので、去年の10月くらいから練習しています。ほかの仕事もあるので、週2回くらい練習をしてきました。最初に比べたら体力がつきましたし、ちょっとずつ成長している気がします。楽しくできています。

ボクシングは見たことがありましたか?

山田 いままで競技としてちゃんと見たことはなくて、この作品が決まってから見たんですけど、“痛そうだな”と…。スパーリングをするとうまくなるようで、実際にどうすれば相手にダメージを負わせることができるかとか、自分の身体を守れるかを知ることでボクシングらしい動きになっていくと思いました。練習でも軽く当てるというようなことはやっています。

できるようになりましたか?

山田 いや、全然できるとは言えないです(笑)でもがんばってはいます(笑)

ほかの作品への出演などもある中で、ボクシングの練習もこなすのは大変ですね。

山田 その時期に地方の撮影とかもあって、ホテルに泊まっているときに筋トレをしていました。周りの方から見たら、“急にどうしたの?”って感じですよね(笑)撮影の合間とかにマネージャーさんと一緒に練習したりもしました。

スポーツはなにかしますか?

山田 全くしないです。数年前にジムに行ったんですけど1年続かなくて。部活もやっていなかったので、たぶん今が一番運動しています(笑)スポーツしてる人に見えるのかなと思いながら、どうにかかっこよく見えるようにやっています。

ジムは役作りなどで通ったんですか?

山田 ちょっと仕事が空いた期間で運動しようと思って行き始めたものの…という感じで。運動が好きじゃなかったので、今は前より運動できるようになったと思います。

かっこよく見せる練習とかもしていますか?

山田 お風呂からあがって、洗面所の鏡の前でやっています(笑)鏡があるとやってみたくなっちゃいます。

あかりは熱く、芯が強いイメージがあります。

山田 ここまで常に怒っている役は久しぶりでした。「ボクシング教えてください!!」みたいな感じで、あかりを演じているときはギラギラしています。ちょっと前にそういった役が多くて、最近は落ち着いてきていたので私も丸くなってきたと思っていたんですけど(笑)でも、役に対して前よりも一歩引いて、“何で怒ってるんだろう”と俯瞰して見ることができています。以前は何も考えずに怒っていました…。

現場の雰囲気はいかがですか?

山田 とても和気あいあいとしています。木村さんも満島さんも、芝居の事やボクシングをこうしたらかっこいいんじゃないと合間にも教えてくださいますし、私も毎日勉強をさせていただいていて楽しいです。高校生チームは、みんな仲良くなって、シーンの中でどうしていくとかも話しますし、ほかの人がボクシング練習していると、「こうしたらいいんじゃない?」とか話したりもします。他愛もない話をしつつ、ボクシングをしつつ、本当に部活みたいな感じです。

撮影で大変だと感じることはありますか?

山田 台本には書いていないけど、ロープ飛びをしていなければいけなくて、そういうのが重なってくると、一日終わると「疲れた~」ってなります。

実際に選手が日々トレーニングでやっていることに加えて、演技もやらなきゃいけないということですね。

山田 そこまでの分量はできてないけど…そういうことです(笑)お芝居プラス筋トレです。体力をつけておかないと大変だなと思います。日々終わるとへとへとになってます。

“強くなりたい”という思いを抱えた役ですが、山田さんご自身は“強くなりたい”と思うことはありますか?

山田 肉体的に強くなりたいと思うことはないですけど、精神的には揺らがない人でいたいなと思います。いろいろ考えちゃうので、いい感じに気分転換する術を身につけていきたいです。何かあった時に考えすぎちゃうこともあるので、そういうときに自分の中で解決できる方法を持っておきたいです。

ドラマの見どころを教えてください。

山田 脚本のテンポ感も素敵ですし、ボクシング部の高校生たちと木村さんが関わることでどういった化学反応が起きるのか、青春モノとしての要素のバランスがいい作品です。撮影していてもおもしろいと思える瞬間がたくさんあるので、楽しんでもらえると思います。

5月から放送のドラマ『17才の帝国』(NHK)にヒロインで出演されますが、SF作品ということでこちらも新たな挑戦という感じがしますがいかがでしたか?

山田 セットもかなり近未来感があって、題材も今よりもAIが進化している世界で。メガネをつけるんですけど、そこからAIの声が聞こえてくる仕組みがあったり、小道具類がすごいです。あと指輪をつけて脈拍を測っていたりそういった細かい部分がおもしろいです。Netflixの『ブラック・ミラー』のような感じもあって、ちょっと先の未来で、そういったところに少しずつ適応しているような世界観がおもしろいと思いました。

山田さんは普段SF作品を見ますか?

山田 スピルバーグ監督の『A.I.』も好きですし、SFというジャンルとしては結構見ています。

スポーツの作品は見ますか?

山田 『ファイト・クラブ』は好きです…けどスポーツと言うんですか?(笑)アクションが多い洋画は好きでよく見ています。

どれも名作ですよね。

山田 ちょっと前の映画ですけど、そういった作品は好きで見ています。『2001年宇宙の旅』は好きです。『時計じかけのオレンジ』とか、スタンリー・キューブリック監督の作品は結構見ています。『フルメタル・ジャケット』も見ました。ちょっと変わった世界観の映画とかも好きです。

スタイリスト名:武久真理江
衣装協力:
Tory Burch
CHARLOTTE CHESNAIS
VA Vendome Aoyama

【写真・文/編集部】


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DATA
『未来への10カウント』
4月14日スタート!毎週木曜よる9時 テレビ朝日系

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