『明日、私は誰かのカノジョ』=LOVE・齊藤なぎさ インタビュー

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INTERVIEW

ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』で、自由を求め上京し、夜の街で“今”を生きるゆあ役を演じる齊藤なぎさ(=LOVE)にインタビューを行った。

最初に脚本を読んだ時の感想を教えてください。

齊藤 もともと原作のファンだったので、この脚本に私が一緒に参加させていただけることがすごく嬉しくて幸せでした。ただ、原作があってファンが多い作品なので、プレッシャーというか不安はあります。

原作を読んで好きなキャラクターはいましたか?

齊藤 役が決まる前から、ゆあちゃんが特に好きでした。かわいさを持ちつつ、芯があってかっこいいところもあるので、憧れます。全キャラクターが好きで選べないですが、彩も好きです。さっぱりしていて、人のことを放っておかずに相談に乗ったりするところが姉御肌っぽくて好きです。

撮影現場はいかがですか?

齊藤 みなさんがすごく明るくて楽しい現場です。スタッフさんもみなさん優しくて、幸せな気持ちになれます。和気あいあいとした感じがありながら、撮影がはじまると切り替えて、「ここをこうして欲しい」と説明してくださるのでとても演技がしやすい環境です。

ご自身と似ている点はありますか?

齊藤 私は結構ゆあちゃんと似ているんです。普段見せている姿は“ザ・アイドル”という感じですけど、本当の私はそんなことなくて(笑)ファンの方とか、仲のいい友達からも「ゆあに似てるね」と言われました。私自身も一番似ているのはゆあちゃんだと思います。

オーディションではどんなところをアピールしましたか?

齊藤 オーディションで演じるシーンが感情をあらわにするシーンだったので、私が感情的になった時の事を想像して演じました。あとは形から入ることも大事だと思ったので原作をもって買い出しに行って、「これ、ゆあちゃんぽいかな?」と靴からヘアアクセサリーまで揃えて、髪形もゆあちゃんを意識してオーディションに行きました。

出演が決まってから撮影までに準備したことはありますか?

齊藤 ダイエットをしました。今も継続していて、ゆあちゃんの儚さを表現するのは難しいですし、一気に痩せたりすることは難しいんですけど、出来るだけ近づけるようにがんばっています。あとは原作を何度も読んで、ゆあちゃんの気持ちとか、ここは何をしているのかなとかを考えています。セリフを覚えてしまうくらい読みました。

何度も読むと分かる奥が深いところがありますよね。

齊藤 奥深いですよね。いろいろなところに刺さるし、“そっちか!”みたいな感動もありますし(笑)伏線が張られているのでわかった時のうれしさがたまらないです。

出演が決まったことについて、=LOVEのメンバーの反応はいかがでしたか?

齊藤 めちゃくちゃ喜んでくれました。イコラブ(=LOVE)もそうだし、妹グループのノイミー(≠ME)にも作品を好きな子が多くて連絡が来ました。アイドルの衣装を担当して下さっている衣装さんでも原作ファンの方がいらっしゃって、その方もすごいく喜んでくださって嬉しかったです。

共演者の方とお話して印象に残っていることはありますか?

齊藤 普段はメンバーと一緒にいることが多いので、俳優さんの方々と関わることが少ないんですけど、箭内夢菜さんは私のお姉ちゃんと年齢が一緒なこともあって、安心してお話しすることができます。アドバイスをしてくださったり、相談に乗ってくださったりもしています。すごく優しい方で、天使のようです。

今後やりたいことはありますか?

齊藤 一つ一つのお仕事を大事にしていきたいと思っています。ドラマに出演したいということをずっと言っていたので、ドラマに出演させていただけることは特にうれしかったです。小さい頃から、アイドルになりたくてなることが出来たので、もちろんアイドルのお仕事もがんばりたいと思います。モデルのお仕事もやらせていただいたり、最近ではバラエティ番組にも出演させていただく機会が多くなって少しずついろいろな事に挑戦できています。どのお仕事も、丁寧に一つ一つがんばりたいなと思っています。

女優として演じたい役はありますか?

齊藤 今回のゆあちゃんの役は実写化するなら演じたいと思っていた役のひとつだったので、夢がかなったなと思っています。私は学園モノのヒロインというよりも、ヒロインの親友だったり、ちょっと邪魔しちゃうような役が似合うと思っているんですけど、あえてキャラを変えてヒロイン役とかもやってみたいです。あとは小さいころから「プリキュア」とか「仮面ライダー」とかを見て育っているので戦隊ヒーローも出てみたいですし、王道の恋愛モノにもいつか挑戦したいです。

学園モノと言えば、最近まで『もしも、イケメンだけの高校があったら』に出演されていましたね。

齊藤 そうなんです。ヒロインではなくてちょっと強めの明るい女の子役だったんですけど、舌打ちの演技を話題にしていただけて嬉しかったです(笑)

舌打ちは印象的でした。普段することないですよね。

齊藤 しないですね(笑)新鮮でした。

本作で注目して欲しいポイントはありますか?

齊藤 私自身も原作のファンなのでドラマの仕上がりがとても楽しみです。監督やスタッフさんの細かいところまでこだわりがすごいと演じながら思ってます。お酒や伝票の位置や置き方も実際のホストの方に聞いてやっていたり、演技にもたくさんこだわりが詰まっています。ハッピーエンドで終わらなかったり、うまくいかないことがあってもそれが人生だと伝わってくる作品で、誰しも生きていく中で全部がうまくいくわけではないですし、私もうまくいかないことがあります。そういったことを繊細に描いているので、誰もが共感できるところがあると思います。

普段から漫画を読みますか?

齊藤 読みます!少女漫画も好きだし、明日カノのような現実世界を描いた漫画も好きで、いろんなジャンルを読みます。めちゃくちゃグロテスク…なものは苦手ですけど、ちょっとグロいくらいまでは読めます。

実写化されたら演じてみたいという作品はありますか?

齊藤 『なみだうさぎ~制服の片想い~』とか『ハチミツにはつこい』という作品は、小さいころに私一人でセリフを読んだりしていました(笑)めちゃくちゃ恥ずかしいですけど(笑)

本作を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

齊藤 原作がとにかく素敵な作品なので、私たちも一生懸命リスペクトこめながら撮影をがんばっています。誰もが共感できる部分をみつけられるお話だと思うので、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。

トップス…WILLSELECTION
チェックスカート……Swingle
チュールスカート……HONEY MI HONEY
リング、ブレスレット、カチューシャ……全てWitch me
サンダル……ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)

ベルト…スタイリスト私物

【写真・文/編集部】

STORY
女子を中心に口コミで火がつき単行本は累計300万部突破、連載中のマンガアプリ「サイコミ」ではランキング一位をキープし続ける大人気作「明日、私は誰かのカノジョ」(作・をのひなお)を実写ドラマ化。

一週間に一回誰かの彼女になるレンタル彼女として日々お金を稼ぐ「雪」。埋められない孤独を抱え、寂しさを男で紛らわす「リナ」。見た目に固執し、整形を繰り返す30代女子「彩」。周りに流されず、“自分”を持ってると語る「萌」。自由を求め上京し、夜の街で“今”を生きる「ゆあ」。様々な思いを持つ5人の女性たちが各章で主人公となり物語が進む。主人公ごとによって抱えるコンプレックスや悩みを抱え、もがきながらもそれを埋めようとした先にはあるものとは―。レンタル彼女でお金を稼ぐ主人公“雪”を吉川愛、孤独や寂しさを男で紛らわしてしまう“リナ”を横田真悠、新宿・歌舞伎町でホストクラブに通う“ゆあ”を齊藤なぎさ、他の女性と違い私は「私」を持っていると信じる“萌”を箭内夢菜、そして外見の美しさを求めて整形を繰り返す30代女子“彩”を宇垣美里が演じる。


TRAILER

DATA
ドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』
MBS 4月12日(火)スタート/毎週火曜日24:59~
TBS 4月12日(火)スタート/毎週火曜日25:28~
出演:吉川愛、横田真悠、齊藤なぎさ(=LOVE)、箭内夢菜/宇垣美里 ほか
監督:酒井麻衣、近藤幸子、菅原正登
原作:「明日、私は誰かのカノジョ」をのひなお(サイコミ/Cygames)
©「明日、私は誰かのカノジョ」製作委員会・MBS

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