舞台『夏霞 ~NATSUGASUMI~ 2025』に出演する、僕が見たかった青空の八木仁愛、杉浦英恋、早﨑すずきにインタビューを行った。
舞台『夏霞 ~NATSUGASUMI~』は、とある高校で事故で死んでしまった“すずき”が幽霊となって友人たちの前に現れ、様々な悩みや壁にぶつかりながらも、明るい未来のための“小さな希望”を自身の力で乗り越え、見つけていく瑞々しい青春ストーリー。登場人物にも僕青メンバー自身の名前があてがわれ、メンバー自身が自分に近いキャラクターを等身大で演じたことも話題を呼び、フィクションでありながらリアルな雰囲気を感じることができる”今の僕青にしか出せない、瑞々しい舞台“として注目を集め、多くの観客を魅了した。
昨年7月の上演から1年の時を経て、様々な経験を積み重ねて成長した彼女たちが、再び『夏霞~NATSUGASUMI~』の舞台に挑戦する。昨年は「とあ」を主演とした1つのルートを上演したが、2025年版では2つのルートを用意。追加される新たなルートでは、昨年とは異なるメンバーが“主演”を務め、異なる魅力をもった2つの「夏霞」を届ける。1つのストーリーを、それぞれどのように演じるのか。ルートによって異なる魅力や化学反応を劇場で体感していただきたい。なお、各ルートともに僕青メンバー全員が出演する。
今回、稽古が中盤に差し掛かる中で、3人に作品の魅力や意気込みを語ってもらった。
八木 前回の稽古で、A公演もB公演も台本全部頭に入りました。
杉浦 今はまだ全体的に形から決めていて、「A公演はこうしよう、こういう雰囲気でやろう」「B公演はこういう雰囲気でやろう」と決めています。私は今回合唱部とダンス部で2つのパターン覚えることがあるのですが、仁愛ちゃんと同じくセリフは完璧です!
早くセットがある状態でお稽古がしたいです。
八木 そうだね!もうほとんどのメンバーセリフは入ってると思います。
早﨑 私は去年と同じ“すずき”役なのですが、去年とは違う「夏霞」になっているので本番が待ち遠しいです。
杉浦 物語は同じですが、演じる人によって役柄や性格が違うので、結構印象が変わってくると思います。
八木 そうですね。私は前回は"とあ"という役柄だけだったんですけど、B公演はダンス部に入るので、お稽古をやっていて結構違うなと思います。ダンス部はとにかく明るく楽しく、はっちゃけてみたいな雰囲気があって、それも楽しいですし、新鮮です。去年も見ていて楽しそうだなと思っていました。
早﨑 今年も舞台「夏霞」を上演できることになった時に、去年の映像をみたんですよ、みんな若い!って思っちゃいました。まだ1年なんですけど(笑)今は、声とか雰囲気もみんな大人っぽくなっていて。だから昔の映像を見るのは恥ずかしいですね。
杉浦 初めての23人での舞台だったので、ファンのみなさんにとっても思い出に残ったと思います。あとは物語が感動するお話なので。今年も上演が決まった時は、みなさんすごく喜んでくださっているのを感じました。
杉浦 私はまず嬉しい気持ちが大きくて。去年の『夏霞』では、稽古の期間も通して23人での思い出がすごく詰まっています。くだらないようなこともあったり、思い出が一番増えたのが『夏霞』の期間でした。また今年も23人でいろいろと思い出を作れたらいいなと思っています。
八木 私は聞いた時は、まずびっくりしました。「またやるんだ!」というのはあって。去年初めての舞台で主演を務めさせてもらって、不慣れな部分も多くて不安な要素も大きかったので、今年も「大丈夫かな?」という不安はありつつ、去年よりパワーアップして、1年経った今の私で“とあ”という役を演じたらまた雰囲気が変わってくるかなと思っいるので、そこはちょっと楽しみです。
早﨑 今年も舞台ができるとは思っていなかったので、すごくびっくりしたのと、ほぼ同時にダブルキャストというのも聞いたので、去年の舞台「夏霞」と違う要素が今年はたくさん見られるのかなと思いました。去年の楽しかった事とかいろいろ思い出してワクワクしていました。
早﨑 吉本此那ちゃんと八重樫美伊咲ちゃんが出演するドラマ(『トップアイドル~生き残りを賭けたオーディション』)も先日見させていただいたんですけど、メンバーがお芝居をしているのを見るのはすごく楽しいです。僕青はお芝居に興味があるメンバーはたくさんいるので、この舞台『夏霞』でもみんなのお芝居が見られると思うと嬉しいです。
杉浦 全然違います。去年は合唱部のメンバーの背中を見ることしかできていなかったので、自分がまさか主演に選んでいただけるとは思ってもいませんでした。私はお芝居の経験がほとんどないので、そんな中で舞台の主演に選んでいただくというのは今でも正直不安ではあるんですけど、お稽古を通して自分の色というか、自分ならではの“えれん”を見つけることができているので、このまま本番に向けて頑張っていきたいです。
杉浦 やっとです…。最初の頃の稽古では、元々合唱部としてやっていたメンバーもいるので、そんなメンバーを見ていると焦りも感じて、なかなか自分の芝居というのが見つけられていなかったんですけど、最近演出家さんと1対1でお話しをさせていただいて、“えれん”はどういう人なんだろうというのをやっと見つけられた気がします。
八木 アドバイスというのはありませんが、同じ役ですけど演じる人が違うと全然違うし、英恋はすごく個性がある子なので、その個性を活かすのがいいと思います。セリフ量が多いので、そこが大変かなと思います。私も去年覚えるまでに時間がかかったので。でも私は客観的に英恋を見ていて、とても舞台に向いてるなと思うので。表現の鮮やかさとかがあるので、見るのが楽しみです。
早﨑 多分一番違いを感じられるポジションだと思うんですけど、本当に全然違います。同じセリフを言っているはずなのに全然違うセリフに聞こえて、「あれ、何だっけ」となることもあるぐらい、人が違うだけでこんなに変わるんだと思っています。みんなそれぞれに良さがあるので、自分らしく演じていたらどちらも面白い公演になると思います。
早﨑 1年越しの上演ですが、僕青2回目の舞台なので、まだまだ未熟なところはあると思います。来てくださった皆さんに楽しんで帰っていただけるように頑張るので、よろしくお願いします。
八木 初めて観る方や、この1年でファンになってくださった方もいらっしゃると思います。前回も観ていただいた方も、今年初めて観る方もすごく楽しめる舞台にできるように頑張っていけたらと思います。
杉浦 この「夏霞」が皆さんの今年の夏の思い出に出来たらと思います。上演も9月中旬までなので夏の締めくくりにぴったりですし、夏の思い出を皆さんと一緒に作れたら嬉しいです。頑張ります。
【写真・文/編集部】
舞台『夏霞~NATSUGASUMI 2025~』
日程:2025年9月6日(土)~9月15日(月・祝)
会場:シアター1010(東京都足立区千住3-92 千住ミルディスⅠ番館 10F)
チケット:2025年7月先行申込開始予定
出演:青木宙帆、秋田莉杏、安納蒼衣、伊藤ゆず、今井優希、岩本理瑚、金澤亜美、木下藍、工藤唯愛、塩釜菜那、杉浦英恋、須永心海、西森杏弥、萩原心花、長谷川稀未、早﨑すずき、宮腰友里亜、持永真奈、八重樫美伊咲、八木仁愛、柳堀花怜、山口結杏、吉本此那
スタッフ:
【脚本】私オム
【演出】村井雄
【企画・プロデュース】エイベックス・ピクチャーズ
【企画協力】株式会社Ligareaz Management
【主催】舞台「夏霞」製作委員会2025
夏霞公式サイト: こちら
夏霞公式X: @_natsugasumi_ao
僕が見たかった青空公式サイト: こちら
©舞台「夏霞」製作委員会2025