『プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち』シーズン3 志田こはく、桜井玲香 インタビュー

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INTERVIEW

ショートドラマアプリ「BUMP」の人気シリーズ『プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち』シーズン3で、素直で働き者の新人AD・波間祐希役を演じる志田こはく、プロ彼女として成功をおさめている恩田琴音役を演じる桜井玲香にインタビューを行った。

芸能人やスポーツ選手とばかり付き合う一般女性、いわゆる「プロ彼女」をテーマにしたショートドラマ。1話2分のコミカルかつスピーディーな展開の中に現代社会が持つ闇も描き出し、そのリアルさと先の読めないストーリーに、続きを見ずにはいられない中毒性を秘めている本作。2024年4月にシーズン1が配信されると大きな反響を呼び、BUMP史上最速でヒットを記録、続けてシーズン2が配信された。

最新作となるシーズン3では、原作コミック(原作/hina、漫画/acca(ゼノンコミックス))でも人気の高い“芸能界編”が描かれる。ドラマ制作の現場を舞台に、マジメな新人ADのヒロインがイケメン俳優に本気の恋をし、とあるプロ彼女との出会いをきっかけに自身もプロ彼女への道を歩んでいく。しかし、待っていたのは予想外の落とし穴で…。熾烈なマウント合戦とZ世代に刺さる痛いほど図星なセリフの数々に注目だ。キャストに志田こはく、桜井玲香、小宮璃央らフレッシュなメンバーを迎え、シーズン2に出演の内藤秀一郎や岸明日香らも引き続き登場。シンデレラの座を巡り、プロ彼女と呼ばれる女たちの飽くなき承認欲求とマウント合戦がさらに激しさを増す。

本作は1話あたりの時間が短いショートドラマですが、普通のドラマなどの撮影との違いなどありましたか?

桜井 若干短期間ではありますけど、そんなに変わらずほかの作品と一緒でした。
志田 スタッフさんの人数とか、進み具合とかも変わりませんでした。

撮影は何日間くらいで行われましたか?

志田 7日間でした!

この話数を7日間で撮ると、展開が目まぐるしく変わっていきそうですね。

志田 前半を撮ったら次は後半で、また前半に戻ったりだったので、演じる上での心境の変化は大変でしたが、そこは監督さんとお話ししながら調整できました。

お二人はこの作品が初共演ということですが、見ているとまるで姉妹のように仲がよさそうですね。

桜井 それは完全にこはくちゃんの人柄ですね。
志田 いやいや。でも、そう言っていただけると嬉しいです。

現場でもお話とかされたんですか?

桜井 シーンの内容的にもあまりできなかったです。撮影中はなかなかシリアスな表情しか見れてなかったので、こんなに明るくて可愛らしい方だとは…。今日を経ていたら、全然違ったかもしれないです。

そんなシリアスな表情も浮かべるという本作で、実際に演じる上での気持ちの作り方という面ではいかがでしたか?

志田 裏表がある役は今まで演じたことがありませんでした。初めは気持ちの入れ方に少し苦戦したのですが、本読みが事前にあったことで現場ではセリフに込める感情の調整を意識しながら演じられました。
桜井 私は怖くて怖くて…。絶対に出会いたくないですよね、琴音は。波間ちゃんももちろんできれば現場で出会いたくないADさんではあるなとは思います。

台本を読ませていただいて、どういう気持ちで演じてらっしゃるのかなと思うくらい印象的なキャラクターですよね。特に普段のお仕事に近い現場が舞台ということで、逆に難しい部分もあるかもしれませんが、役作りの面ではご自身で作り上げていったんですか?それとも監督から「こうしてほしい」という演出がありましたか?

志田 脚本をいただく前に漫画を読ませていただいて、波間ちゃんの絵でわかる顔の表情だったり、どんどん豹変していく姿とかを絵で見て感じ取れたので、現場に入っても台本と照らし合わせながら演じていました。監督ともその場で話しつつ、波間ちゃんを作っていった感じです。
桜井 私も本読みの時からどこで琴音の本性を出していくか、悪さ・やばさみたいなのを、どこのセリフで作り上げていくかを考えていました。撮影している間は表情についても「もうちょっと嫌らしい笑みを浮かべてみましょうか」という演出などがありました。

細かい表情の演出があったということですが、普段はしないような表情もされているんですか?

桜井 こういう嫌味な役は、どこまで出すかの加減で個性が出せるので、それが難しいなと思っています。私はこういう役をちょこちょこやることがあるんですけど、今回はいつもよりそういう嫌味な感じを出す方向でという印象でした。

先ほど桜井さんは「出会いたくない」とおっしゃっていましたが、そんな中でも、ご自身の役の魅力的な点はありますか?

志田 私が演じた波間ちゃんは好きなことに一生懸命で、夢中になって取り組む姿はすごくいいところでもあるのですが涼介さんの優しさを真に受けて本気で恋してしまって、プロ彼女に進むためにどん底を知っていきます。いいところでもあり悪い方向にもいってしまうので、しっかり冷静に判断して考えることは大事なのかなと思いました。
桜井 魅力でいうと頭がいいと思いました。悪知恵が働くというか、自分で直接手を下さずに悪事を働くのは、やっぱり頭が良くないとできないし、そもそもプロ彼女を目指すにあたっても、ある程度の頭の良さがないと上手く立ち回れないと思うので、怖い子だなと思いつつ、そういうところは魅力なのかと思います。

現場ではあまりお話しできなかったとのことでしたが、志田さんから見て現場の桜井さんはどんな感じでしたか?

志田 本当に落ち着いていらっしゃって穏やかで。でも最初はもっとクールな方なのかなと思っていました。他のインタビューの記事を見たことがあるのですがその記事にはそんなこともたまに言われると書いてあったので。
桜井 思われるかも。顔がね、やっぱりちょっとキツいから(笑)
志田 私も最初はクールというか冷たそうって言われるんです。
桜井 私はこんなによく喋るイメージはなかったです。どちらかというと美少女というか、儚げな印象でした。
志田 儚げは嬉しいです。
桜井 でも、現場で結構しっかりステップを踏んで踊っている姿を見かけたことがあって。
志田 踊っていました。踊り癖がありまして。
桜井 あれは何の踊り?
志田 分からないんです、創作で踊っています(笑)
桜井 え、創作なの?だとしたらすごいよ!何かアイドルの振り付けかなって思ってた。
志田 アイドルの方のも踊ってました(笑)
桜井 私、お仕事で踊らなきゃいけないのを一生懸命練習してるのかなとかと思って。
志田 全然違います(笑)あと私、桜井さんと共通点がありまして。いつも共演する方の誕生日と血液型を見るのですが、5月生まれが一緒で血液型もA型と一緒で、「気が合うはず!」とイン前にすでに思っていました。
桜井 5月26日ですよね。私は16日で。
志田 近いですね。血液型もA型で。もっとお話できればよかったです。
桜井 嬉しい、本当にそう思いました。

現場だと役作りもあって話せないこともあるけど、撮影後のほうが話せることはありますよね。

桜井 そうなんです。撮影中はあまり余裕がなくて、セリフ量もあって。でも、波間ちゃんは7日間ぶっ通しで朝から晩まで、すごいスケジュールをこなされてたと思うけど。私は説明が多かったのがちょっと緊張しちゃって。

教えるというところがあるから、それなりの説得力も必要ですしね。

桜井 自発的にこう言わなきゃいけないというのが多かったですね。

「プロ彼女」というタイトルにちなんで、ご自身が「プロだな」と思えることはありますか?それぐらいもう極めたものなど。

桜井 私、プロじゃないだろうという話をさせていただきたくて。今回の撮影で琴音がネタばらしでひたすら喋るシーンがあって、何を勘違いしたのか半分以上モノローグだと思っていたんです。それで、現場でいざドライやるとなって、自分が覚えるところはここまでだろうというところを言い終わって、でも全然誰も何も言ってくれないんです。「終わりましたよ」と思ったんですけど、「もしかしてこれ、全部覚えなきゃいけなかったの?」「そうですよ」みたいな…。そこからもう慌ててしまって。
志田 バーのシーンですか?
桜井 そう。その場で覚えて撮ったんです。やってしまいましたね。

でも、それですぐに現場で台本を覚えられたのはすごいですね。

桜井 「あ、覚えられるんだ」って思いました(笑)
志田 私は全然気づかなかったです。お一人のシーンの時ですよね?
桜井 そう、電話のシーンだったので、一緒にはいなかった。

志田さんは何か“プロ”だと思えるものはありますか?

志田 私は、このお仕事を始めて4年ぐらいになるのですが、まだ1回も遅刻をしたことがありません。
桜井 それは偉い。大事だよ。
志田 すみません、自慢みたいになってしまいました(笑)

【写真・文/編集部】


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『プロ彼女の条件 芸能人と結婚したい女たち』シーズン3はショートドラマアプリ「BUMP」で独占配信中

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