『ヴェルサイユの宮廷庭師』ヴェルサイユ宮殿誕生の裏側を大胆な発想でフランス史に挑む「A Little Chaos(原題)」が『ヴェルサイユの宮廷庭師』の邦題で10月10日より全国で公開されることが決定した。

本作は、歴史上もっとも華やかで最高にドラマティックな伝説に包まれているヴェルサイユ宮殿の誕生の裏側起きた奇跡を豪華絢爛に描いている。心に傷を負い、孤独に生きてきた女性庭師サビーヌ。突然、彼女の人生に舞い降りた宮廷からの招待状。歴史と伝統の世界の中で、自分の人生の花を咲かせることができるのか―。

『ヴェルサイユの宮廷庭師』ポスター1682年フランス。田園地方の庭園で、ひとりで生きるサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)の元に、予想もしない仕事のオファーが舞い込んだ。フランス国王ルイ14世(アラン・リックマン)が計画する新たなる宮殿の庭園建設に白羽の矢が立ったのだ。国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)との面接を受けるが、伝統と秩序を重んじる彼と対立してしまう。しかし、自由な精神で庭と向き合う彼女の言葉が忘れられず、ル・ノートルは宮殿における中心的な庭園造りをサビーヌに任せることにする。大きな可能性を秘める彼女にル・ノートルは少しずつ魅かれていく―。

主演のアカデミー賞受賞女優ケイト・ウィンスレットはどんな困難にも立ち向かう力強い女性庭師を演じる。英国アカデミー賞受賞俳優のアラン・リックマンはルイ14世を演じ、本作が監督2作目で共同脚本も務める。共演にはカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、マリオン・コティヤールと共演した「君と歩く世界」のマティアス・スーナールツ。そして「ハンガー・ゲーム」や「トランスフォーマー/ロストエイジ」等話題作への出演が続いているスタンリー・トゥッチ。

映画『ヴェルサイユの宮廷庭師』は2015年10月10日(土)より角川シネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほかにて全国で公開。

© BRITISH BROADCASTING CORPORATION, LITTLE CHAOS LIMITED, 2014.