『ベテラン』イベント(リュ・スンワン監督、武田梨奈) (1)

韓国で動員1340万人を超え、歴代3位の大ヒットを記録した『ベテラン』の公開を記念して19日、都内でイベントが行われ、来日中のリュ・スンワン監督と日本を代表するアクション女優・武田梨奈が出席した。

『生き残るための3つの取引』『ベルリンファイル』で先読みできない物語とリアルなアクションで常に圧倒してきたリュ・スンワン監督が最新作で描くのは、政府さえも金の力で動かす大財閥と、悪は絶対許さない”ベテラン”刑事率いる広域捜査隊の対決。本作PRのために来日したリュ・スンワン監督と、女優・武田梨奈が登壇したトークイベントが行われた。

社会が抱えている問題と関係した作品が多い印象のリュ監督だが、社会的な問題への関心について聞かれると「社会的な問題の先に、本質的に人間を描きたいという気持ちがあります。でも、個人対個人を描いていると、どうしても社会が映し出されることになりますね」とコメント。

本作でテーマとして描かれる”財閥”については「韓国では、いまの経済発展の元を作ったのが、いくつかの大企業であり会社の人物であるわけです。私は良いお金持ちが増えて欲しいと思っています。でも”財閥”という言葉を使った瞬間、読みに対するよくない感情もともなわれる気がします。私自身は”財閥”が悪いものとは思っていません。”財閥”を生み出すシステム、そこに権力を維持するような方式が間違っているのではないかと思っています」と語った。

ダサくてカッコイイアクション映画が好きという武田は「久々に何回も見たくなるアクション映画に出会いました」と絶賛。それに対して監督は「こんな美女に褒められて、何の言葉もありません」と照れる場面も。

リュ監督の大ファンという武田から、劇中でとび蹴りをするシーンを指導してもらうよう頼むと監督は快諾し、武田はスタッフが構えるミットめがけてとび前蹴りを披露。武田の素晴らしいアクションにリュ監督は「誘拐して撮影現場に連れて行きたいです」と絶賛した。

最期に本作について武田は「男女、年齢関係なく楽しめて、見終わった後、すごく心が熱くなれる映画だと思います。観た後は、きっとテンションが高くなり、2回3回と観られる映画です!」とコメント。リュ監督は「武田さんの話を聞いて、私もこの作品を観たくなりました(笑)」と答え、「この作品には世の中を生きていく中で、正義の価値や人に対して礼儀をもって接する人たちが出てきます。私は庶民が勝利する映画を作りたいと思って取り組みました。どうか楽しんでご覧ください!」とメッセージを贈った。

『ベテラン』イベント(リュ・スンワン監督、武田梨奈) (2)

映画『ベテラン』は12月12日(土)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開!

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