『俳優 亀岡拓次』記者会見

人気演劇ユニットTEAM NACSの安田顕主演『俳優 亀岡拓次』の記者会見が1月12日(火)に外国特派員協会で行われ、横浜聡子監督が登壇した。

芥川賞5回ノミネートを誇る戌井昭人が自身の経験を基に脇役俳優の生活をユーモラスに描いた小説を映画化した本作。「最強の脇役」と言われ、日本全国の現場を日々めぐる俳優・亀岡拓次を、「日本一チケットが取れない」と言われる人気演劇ユニットTEAM NACSのメンバー安田顕が演じ、麻生久美子、山﨑努、三田佳子、新井浩文、染谷将太ら人気実力派俳優が揃う豪華なキャスティングも話題となっている。本作でメガホンを取るのは、長編第一作『ウルトラミラクルラブストーリー』で日本映画界にセンセーショナルなデビューを飾った横浜聡子監督で、同作以来、7年ぶりとなる待望の新作となる。

本作について、どのように企画が始まったのかを聞かれた横浜監督は「プロデューサーから横浜さんとやってみたいと言われた」ときっかけを語り、「(原作者である)戌井さんの作品は読んでいましたが、『俳優 亀岡拓次』は読んでいなかった。いい意味で強いメッセージ性がないのに興味をひかれた」と本作との出会いを語った。

”脇役俳優”という役どころの主人公・亀岡を演じる安田については「最初から決まっていたわけではなくて、プロデューサーからとても魅力的で亀岡にふさわしいのではないかと教えてくれた。色がついていない、カメレオン俳優として魅力を感じました。亀岡拓次自体素朴で、安田さんの素朴さが引き出せたら新しい亀岡拓次が生まれるんじゃないかと思ってお願いしました」とキャスティングの理由を語った。また、共演の麻生については「人当たりがよくて、相手を緊張させない、リラックスさせてくれる。そして、とてもプロフェッショナルで台本のせりふを一字一句変えない」と評した。

原作とは違う部分としては、外国人監督の国籍がフランス人からスペイン人に変わっているが、その理由として、「(スペッソ監督を演じた)ガルシアさんが何をしでかすかわからない部分があったのでおもしろいなと思って、映画版ではスペイン人ということになりました」と理由を語った。

本作では、少し懐かしいような映像とともに、音楽に関してもこだわっていて「40代近くの渋い男の話でもあるので、ブルースが合ってるのかとも思いましたが、ジャック・タチの『トラフィック』のような音楽が合ってると思いました。亀岡を祝福してあげるような音楽にしたいと思った」とコメントした。

亀岡がのんべえであることについて聞かれると「お酒を飲むというのは世界共通だと思うんですけど、日本人はお酒を飲まないと本音を言えないというか、私もそうなんですけど(笑)」と笑いを誘った。

『俳優 亀岡拓次』記者会見

『俳優 亀岡拓次』記者会見

映画『俳優 亀岡拓次』は2016年1月30日(土)よりテアトル新宿ほか全国で公開!

監督:横浜聡子
出演:安田顕、麻生久美子、宇野祥平、新井浩文、染谷将太、浅香航大、杉田かおる、工藤夕貴、三田佳子、山﨑努
配給:日活
2016年/日本/123分

(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会