『王の運命―歴史を変えた八日間―』 (6)

18世紀の朝鮮王朝においての衝撃の史実を基に描く映画『王の運命―歴史を変えた八日間―』の衝撃の本編抜粋映像が公開された。

朝鮮王朝における最大の父子の確執、家族である以前に王族である苦悩、男たちを囲む女たちの生き方、明日の命も分からない党争―歴史を超越した緊迫のヒューマンドラマである本作。王権争いが激化した時代を舞台に、朝鮮第21代目の王・英祖(ヨンジョ)と、実の息子・思悼(サド)、そして思悼の子として朝鮮後期最高の聖君となる第22代イ・サンの誕生までの56年間にわたる歴史に存在した人々の心情を丁寧にひもとき、1762年の「米びつ事件」を中心とした史実を忠実に映画化した。メガホンを取るのは実力派イ・ジュニク監督。出演するのはソン・ガンホ、ユ・アイン、さらに思悼世子の息子・正祖役でソ・ジソプが3年ぶりにスクリーンに復帰。本国では青龍映画賞や韓国映画記者協会主催の2015年度「今年の映画賞」で作品賞、主演男優賞、助演女優賞など数々の賞を獲得。さらに「2016年アカデミー賞®外国語映画賞 韓国代表作品」という快挙を成し遂げた。

王の命を奪おうとした罪で息子・思悼(ユ・アイン)に情けもかけらもない激しい罵声浴びせる父・英祖(ソン・ガンホ)。「死んでやる!」と自害を図ろうと暴れる思悼。家臣たちの激しい反対もむなしく、英祖の指示で“米びつ“が運び込まれ、生きる気力も正気も失った思悼は自ら狭い箱の中に入り、幼い孫の正祖の涙の願いも聞き入れず、英祖は閉じられた蓋にくぎを打ちつ。むなしい釘の音が響く、まさ親子の断絶を物語る衝撃の本編映像となっている。

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『王の運命―歴史を変えた八日間―』ポスター

映画『王の運命―歴史を変えた八日間―』は2016年6月よりシネマート新宿ほか全国で順次公開!

監督:イ・ジュニク
出演:ソン・ガンホ、ユ・アイン、ムン・グニョン、キム・ヘス、チョン・ヘジン、ソ・ジソプ
2015年/韓国/125分

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