『湯を沸かすほどの熱い愛』ヤマザキマリ・イラストコメント

宮沢りえ主演『湯を沸かすほどの熱い愛』の漫画家ヤマザキマリからイラストが寄せられたほか、コメントが続々到着している。

“死にゆく母と残される家族の愛と絆”を、驚きの展開とラストで描き、涙と生きる力がほとばしる感動の詰まった物語。『チチを撮りに』がベルリン国際映画祭など国内外の映画祭で絶賛された中野量太監督の商業デビューとなる本作。出演を務めるのは、脚本を読み「心が沸かされた」という宮沢りえ。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ“お母ちゃん”双葉役を熱演。娘の安澄を注目の実力派若手女優・杉咲花、頼りないけど憎めないお父ちゃんをオダギリジョー、旅先で双葉と出会い、彼女の母性に触れ人生を見つめ直していく青年の拓海役を松坂桃李が演じる。さらに篠原ゆき子、駿河太郎、オーディションで選ばれた新人子役の伊東蒼が新しい家族の物語を彩る。

今回、本作に心を“熱く沸かされた”各界の著名人から絶賛のイラストやコメントが到着した。

古代ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスがお風呂を愛するあまり現代日本の大衆浴場にタイムスリップする大ヒットコミック「テルマエ・ロマエ」を生み出した漫画家・ヤマザキマリからは、描き下ろしのイラスト付きコメントが寄せられている。描き下ろされたイラストでは、突如「幸の湯」の湯船から現れ「そなたの湯を沸かすほどの熱い愛に導かれて時空を超えて来たぞ!」と叫び、幸野家のお母ちゃんと娘二人を怯えさせる謎の人物―この後ろ姿と話し方は、もしかしてルシウス?“お風呂”がつないだ、時空を超えた今回限りのスペシャルなコラボレーションに心がさらに沸騰すること間違いなし。ヤマザキマリは「お母ちゃんひとりの愛情で、恐らく日本全国中の銭湯の湯を涌かせることだろう。間違いない」とコメントも寄せている。

辻村深月(小説家)コメント

作中で、まるでミステリのように次々と誰かの思いや秘密が明らかになる。何度目かの驚きがやってきたところで、心から思った。この映画が大好きだ、と。

安彦麻理絵(漫画家)コメント

観ている間中、泣き過ぎて、試写後はマスカラが全部ごっそり落ちていた。アイメイク完全崩壊。マブタ腫れ上がって人相も変わってるし。女の顔をここまで変えてしまうこの映画は本当に凄い。だからこそ「デートには向かない映画」とも言える。けれど、顔面崩壊しつつも、心の中は、熱い風呂に浸かったように、芯まであったまるのでした。

伊藤理佐(漫画家)コメント

途中まで泣いていたのに、ラスト5分で目玉が飛び出るくらい驚いて、涙がどっかにとんでっちゃいました。す、すごかった。

鎌田 實(医師・作家)コメント

愛の海から生まれ、愛の海に死んで逝く、秘密を持った人間たちの優しく美しく熱い熱い映画だ。宮沢りえがすごい。泣いた。

『湯を沸かすほどの熱い愛』T

『湯を沸かすほどの熱い愛』ポスタービジュアル

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』は2016年10月29日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
脚本・監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー
配給:クロックワークス
(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会