『たかが世界の終わり』ポスタービジュアル

若き美しき天才、グザヴィエ・ドラン監督最新作『It‘s Only the End of the World(英題)』が『たかが世界の終わり』の邦題で2017年2月11日(土)より全国で順次公開されることが決定した。

「若き美しき天才」と称され、映画界のみならず世界のカルチャーシーンに閃光を放ち続ける27歳のグザヴィエ・ドランが最新作で描くのは、愛しているのに傷つけ合う“ある家族の1日”。うまく想いを伝えられないその姿は、まさにミスコミュニケーションに陥った現代の家族そのものが映し出される。『Mommy/マミー』(2014)でカンヌ国際映画祭で審査員賞という栄光を手に入れたドラン監督の元に集まったのは、ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイというフランスを代表する豪華キャスト。自らの死を家族に伝えるために、帰郷する人気作家。12年ぶりの再会を祝う感動的な団欒となったかもしれない。だが現実に彼を待っていたものは―。全力でぶつけ合う感情、怒りや憎しみ、悲しみもそのすべてが愛だと気付くいたとき、絶望の中にこそ希望があると知る。

さらに今回、本作で主演を務めるフランス人俳優ギャスパー・ウリエルが12月初旬に来日することが決定した。『サンローラン』(2014)で天才デザイナー、イヴ・サンローランに扮し、セザール賞にノミネートされたギャスパー・ウリエルは、リリー=ローズ・デップがイサドラ・ダンカンを演じることで話題の『The Dancer(原題)』(2016)の公開を控える。

「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気劇作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)。母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きな料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、彼の妻のカトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ。オードブルにメインとぎこちない会話が続き、デザートには打ち明けようと決意するルイ。だが、兄の激しい言葉を合図に、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる―。

ギャスパー・ウリエル © Kazuko Wakayama

ギャスパー・ウリエル
© Kazuko Wakayama

『たかが世界の終わり』

『たかが世界の終わり』 (1)

『たかが世界の終わり』 (2)

『たかが世界の終わり』 (3)

『たかが世界の終わり』 (4)

映画『たかが世界の終わり』は2017年2月11日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開!
監督・脚本:グザヴィエ・ドラン
出演:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ
配給:ギャガ
2016年/カナダ・フランス/99分
©Shayne Laverdière, Sons of Manual