深田晃司監督、菅原小春、黒木華、坂井佳奈子編集長、ハリー杉山

映画と女優の魅力について発信を続けているファッション誌「ELLE」が主催する「エル シネマ大賞」の授賞式「エル シネマナイト」が12月20日(火)にコットンクラブで開催された。

“女性が見るべき秀作”をエルらしい視点でチョイスする映画賞として2015年にスタートした「エル シネマ大賞」。今年の大賞はトッド・ヘインズ監督作品『キャロル』に贈られた。

また2016年からは新たに「エル ベストアクトレス賞」「エル ベストディレクター賞」が設けられた。今年日本映画界で最も輝き、これからの活躍も応援したい人物に贈られるこの賞はそれぞれ女優・黒木華と深田晃司監督が受賞した。

エル 坂井編集長は、来年の映画界について考えていることを問われると「ファッションと映画の関係をもっともっと盛り上げていきたい」と答え、「そんな期待に応えてくれる本当にオシャレな映画」として、来年2月に公開を控え、この「エル シネマナイト」で日本最速上映となった『ラ・ラ・ランド』を紹介。日本におけるジャズの聖地であるコットンクラブを会場に選んだのも、参加者にその世界観を存分に楽しんでもらいたいという思いがあってとのこと。

そしてイベントではさらに、坂井編集長とともにカンヌ国際映画祭を経験したダンサー、菅原小春さんによるダンスパフォーマンスも披露された。自身が『ラ・ラ・ランド』やカンヌの経験から受けたインスピレーションを元に作ったという演目に会場の熱気も最高潮となった。

【取材・写真・文/坂東樹】

黒木華、坂井佳奈子編集長

菅原小春

黒木華