チャウ・シンチー監督最新作『人魚姫』でヒロインを演じるリン・ユンの魅力に迫る。

人間と人魚のロマンシング・アドベンチャーである本作。若き実業家リウ(ダン・チャオ)は美しい海を埋め立てるプロジェクトを進めていた。環境破壊で絶滅の危機に瀕していた“人魚族”は、可憐な人魚シャンシャン(リン・ユン)を人間に変装させ「暗殺作戦」を決行するが、シャンシャンとリウはお互いに惹かれあう。人間と人魚族の激しいバトルの行方は―。『松林サッカー』のチャウ・シンチー監督が放つメガヒットファンタジー。

本作でヒロインを演じるリン・ユンは、12万人の中からオーディションで選ばれた新人女優。黒髪ロング、華奢で清楚なルックスの彼女は、まさに人々が思い描く“人魚”のイメージそのもの。しかし、本作ではひどい不細工メイクで登場したり顔にウニが刺さったりと体当たりの演技を見せる。ダン・チャオ演じる実業家リウとの禁断のラブロマンスで見せる儚げな表情は、まさにうっとりするほど魅力的だ。

チャウ・シンチー監督は、彼女を選んだ理由について「野生動物のようで、未知の可能性を感じたから」とコメントしている。さらに「ヒロイン選びにはたくさんの選択肢がありましたが、リン・ユンのオーディションのときに彼女だけ他の候補者にはないある種の感覚があり、自分の思い描いたヒロイン像に一致しました。リン・ユンはコメディに才能があり、本作の中でもその演技力が十分に発揮されていると思います」と絶賛している。本作で華々しいデビューを飾ったリン・ユン。華鼎奨最優秀新人俳優賞、ニューヨークアジア映画祭アジア新人賞を獲得し、チャウ・シンチー映画からまた1人新たなスターが誕生した瞬間だ。

さらに、『人魚姫』公開記念として日本国内で廃盤中となっていたチャウ・シンチー作品4作品のDVDが、Amazonディスク・オン・デマンド サービスにて緊急復刻されることが決定した。

『チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー』(主演作)
『レジェンド・オブ・ドラゴン』(主演作)
『ミラクル・マスクマン/恋の大変身』(主演作)
『008皇帝ミッション』(監督、主演作)

財産を没収され、どん底まで落ちぶれた青年が武道で成り上がっていくカンフーアクション『チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー』、80年代の香港映画界を代表するトップスター・ダニー・リーとコンビを組んだ『レジェンド・オブ・ドラゴン』、シンチー・ワールド炸裂の爆笑〝変身〝コメディ『ミラクル・マスクマン/恋の大変身』、発明好きがこうじて皇帝の警護役をクビになってしまった主人公が妻の愛に支えられながら活躍する男を描いたスパイ・アクション・コメディ『008皇帝ミッション』。1月27日よりAmazonにて、『人魚姫』の劇場公開用リーフレット縮刷版付きで発売。

映画『人魚姫』は2017年1月7日(土)より「2017冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」としてシネマート新宿ほか全国で順次公開!
製作・監督・脚本:チャウ・シンチー
出演:ダン・チャオ、リン・ユン、キティ・チャン、ショウ・ルオ
配給:ツイン
2016年/中国・香港/94分
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