2013年に起きたボストン・マラソン爆弾テロ事件を描いた『PATRIOTS DAY(原題)』が『パトリオット・デイ』の邦題で6月に全国で公開されることが決定した。

2013年4月15日に起こった、ボストンマラソン爆弾テロ事件の、犯人特定から逮捕までの驚くべき事件の裏側を描いた本作。未曾有の凶悪犯罪はなぜ、わずか<102時間>で解決したのか。毎年、祝日である「愛国者の日」に開催される歴史あるボストンマラソン大会を狙って大規模な爆弾テロが勃発。ボストン警察の面々は、FBI捜査官らの思惑衝突しながらも、やがて浮上した “黒い帽子の男”と“白い帽子の男”を容疑者として追跡していく―。主演はマーク・ウォールバーグ。ピーター・バーグ監督とは『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』に続き3度目のタッグとなる。

マーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督がタッグを組んだ3作品は、すべて実際に起こった社会的な事件をベースにした実録ドラマで、2016年のナショナル・ボード・オブ・レビューでは2人でスポットライト賞を受賞、いまハリウッドで最注目のコンビとなっている。また、同賞では現在アカデミー賞レースを席巻する『ラ・ラ・ランド』『ムーンライト』や『ハドソン川の奇跡』などと並んで作品賞TOP10に選出されるなど、その作品性も高く評価されている。共演者には、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J.K.シモンズらハリウッドきっての実力派俳優たちが集結し、実在する人物を実名のまま演じるなど、“知られざる英雄たち”とテロリストの激しい攻防を描いた、第一級の実録サスペンスに仕上がっている。

2013年4月15日。殺人課の刑事トミー(マーク・ウォールバーグ)は朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。オリンピックの次に歴史の古いこのマラソン大会は、毎年祝日である“愛国者の日”に開催され、117回目を迎えるこの日も50万人の観衆で賑わっていた。次々と走者がゴールし最高潮の盛り上がりの最中、トミーの背後で突如大爆発が起こる。歓声は悲鳴に変わり、煙が立ち込める中に血を流した負傷者たちが折り重なって倒れていた。トミーらボストン警察は事態が飲みこめないまま必死の救護活動にあたる。そして、到着したFBI捜査官リック(ケヴィン・ベーコン)が現場を慎重に観察すると「これはテロだ」と断言した。テロだとFBIに管轄が移る。犯人に対する怒りがふつふつと湧き上がっていたトミーは歯ぎしりをするが、病院を回って負傷者たちの話を丁寧に聞いてまわるのだった。やがて監視カメラに映る不審な“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”が容疑者として浮上する―。

映画『パトリオット・デイ』は2017年6月よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国で公開!
出演:マーク・ウォールバーグ、ケヴィン・ベーコン、ジョン・グッドマン、J.K.シモンズ、ミシェル・モナハン
監督・脚本:ピーター・バーグ
配給:キノフィルムズ
2016年/アメリカ/133分
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