鈴木浩介、大森南朋、桐谷健太


鬼才入江悠監督が大森南朋×鈴木浩介×桐谷健太トリプル主演で描く衝撃の問題作『ビジランテ』が2017年12月に公開されることが決定した。

2009年に『SR サイタマノラッパー』がゆうばり国際ファンタスティック映画オフシアター・コンペティション部門グランプリ、第50回映画監督協会新人賞など数々の賞に輝き、渋谷ユーロスペースや池袋シネマ・ロサなどミニシアターを席巻した鬼才・入江悠監督が『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』以来のオリジナル脚本でメガホンをとった本作。大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太という豪華トリプル主演で、名実ともに日本映画界を代表する俳優たちが入江監督の元に集結した。

本作のタイトルになった「ビジランテ」は「自警団」という意味を持つ。警察や法律がない世界、警察や法律が機能してない世界で、自分たちの力・判断で自分たちを守ろうとする集団を指している。入江監督が描くリアルな地方都市に生きる暗部の男たち。蠢く闇から、己の力で生き抜けるのか―。撮影は、入江監督の地元でもある埼玉県深谷市中心にて2017年1月に行い、クランクアップしている。トリプル主演を果たしたのが、大友啓史監督『秘密 THE TOP SECRET』、『ミュージアム』と公開が続く実力派俳優として唯一無二の存在感を放ち続ける大森南朋、「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズの演技が好評を博し、シリアスな役からコミカルな役まで幅広く演じるカメレオン俳優・鈴木浩介、昨年6本の話題作に出演し『火花』のW主演も決定している俳優・桐谷健太。

大森南朋(一郎役)コメント

入江監督が監督自身の地元を描いた、三兄弟の悲しみの生き様を御堪能下さい。現場はかなり凶暴でした。

鈴木浩介(二郎役)コメント

虚構の世界にある現実が一番のリアルかもしれない。入江監督のオリジナルの世界にはそう感じるものがありました。この世界の住人になれた事に感謝と幸せを感じています。入江監督の救いのない世界観、『ビジランテ』は必ず世界にも受け入れられると思います。

桐谷健太(三郎役)コメント

この映画はタフなスタッフと、グツグツした役者たちと、ギラギラした監督のまなざしによって出来上がりました。もちろん完成品はまだ観てないし、予測も不可能。でも、俺はこの映画のファンになる。きっと。

入江悠監督 コメント

オリジナル脚本による映画をつくりたい。荒けずりでも不恰好でもかまわない、いまの自分のすべてをぶつけた純度100%の映画を−−−−そう思って書いた脚本が、たくさんの方の力を得て具現化することになりました。真冬の寒さのなかでの撮影は大変でしたが、自分の地元にひさしぶりに戻っておこなった撮影は大切なものを突きつけてくれました。大森南朋さん、鈴木浩介さん、桐谷健太さんをはじめ素晴らしいキャスト陣、過酷な撮影を乗りきってくれた頼もしいスタッフ陣に心より感謝をしつつ、これから完成へ向けて一歩ずつ前進していきたいと思っています。いまの日本と世界と私自身のなかにある何かを切り取ったヒリヒリ、ザラザラした大人の映画ができあがるはずです。ぜひご期待ください。

高校時代に失踪した長男・一郎(大森南朋)。印刷会社社長で町の自警団団長の二男・二郎(鈴木浩介)。デリヘル業経営の三男・三郎(桐谷健太)。別々の道を生きてきた三兄弟が父の死をきっかけに再会、その後、三人の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、心に刻まれた、逃れられない悲しみが三兄弟を狂わせていく―。

映画『ビジランテ』は2017年12月よりテアトル新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:入江悠
出演:大森南朋、鈴木浩介、桐谷健太
配給:東京テアトル
©2017「ビジランテ」製作委員会