マーク・ウォールバーグ

2010年に起きた海底油田爆発事故を映画化した『バーニング・オーシャン』の“制御不能の様子を映し出す”特別映像と“オイルまみれ”のキャラクタービジュアルが解禁された。

爆発から流出停止までの約3か月にわたって全世界が注視した[メキシコ湾原油流出事故]を描く本作。メキシコ湾沖の石油掘削施設が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こし、施設だけでなく海上一面が火の海と化したがこの事故は、世界最大級の“人災“でもあった―。監督はリアルなアクション描写に定評のあるピーター・バーグ。主演はマーク・ウォールバーグ、共演にカート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソンが名を連ねる。

今回解禁された特別映像では、休暇から“ディープウォーター・ホライゾン”へと戻ったマイクたちが笑顔で再会を喜ぶシーンから始まる。しかし、泥水を全部汲み上げようとした途端、施設内で大異変が起こる。至る所から泥水が噴き出し、作業員たちを吹き飛ばす。そして、海中からのガスに引火、施設は大爆発を起こすのだ―。管理室のアンドレアが「メーデー、メーデー、こちらディープウォーター・ホライゾン」と叫び、ディランは「今すぐ逃げろ」と絶叫。同僚を助けながら必死の脱出を試みるマイクだが―。メキシコ湾原油流出事故の経緯、施設内に閉じ込められた作業員126名の運命、被害の拡大を食い止めようとする現場作業員と彼らの決死の脱出を壮大なスケールで描いた海洋スペクタクル大作ならではの迫力ある映像となっている。

併せて、オイルまみれになった豪華キャストたちのキャラクタービジュアルが解禁された。「必ず生き残るんだ」―愛する家族の元に帰るために、眉間に傷をつくりながらも決死の覚悟で仲間を助ける-電気技師マイクを演じたマーク・ウォールバーグは、「これは誰かを責め立てる映画ではなく、亡くなった方に敬意を捧げる映画」だと語っている。カート・ラッセルは「現場の安全を最優先」する施設主任ジミーを熱演。テストの遅れを取り戻そうとする「巨大企業」=石油会社のヴィドリンと激しく対立する。だが、ジミーの提案は無視され、掘削作業が進められてしまう。「まずいことになっている」ことにいち早く気づくのは、犠牲者の多くが属していた掘削チームの作業員として身体を張った演技を披露するディラン・オブライエンだ。泥と石油まみれになるイケメン俳優に対してピーター・バーグ監督は「私は彼にひどいことをした。顔を泥水まみれにして、彼だと分からない。プロデューサーからも彼の顔が見えないという声が出たが、私は『それが現実だ』」とディランの献身的な演技を高く評価している。施設の管理室で働くアンドレアには、ラテン系アメリカ人支援などの社会活動に取り組んでいるジーナ・ロドリゲスが起用された。施設のあちこちから原油が噴出し、警告灯の点灯に気づきながらも、外部への救助要請を「勝手なことをするな」と上司に止められてしまう彼女のビジュアルには「まだ死にたくない」という切実なメッセージが記されている。

カート・ラッセル

映画『バーニング・オーシャン』は2017年4月21日(金)より全国で公開!
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチ、ジーナ・ロドリゲス、ディラン・オブライエン、ケイト・ハドソン
配給:KADOKAWA
2016年/アメリカ/107分
Photo credit David Lee
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