吉高由里子5年ぶりの主演映画『ユリゴコロ』のティザービジュアルと特報映像が解禁された。

ある家族、余命わずかな父の書斎で見つかった一冊の日記。そこに綴られていたのは、ある殺人者の手記。これは事実か、創作か。いったい誰が、何の為に書いたのか。ショッキングなミステリーを入り口に置きながら、物語は一転、壮絶な愛の物語へ辿り着く。美紗子は悲しみの連鎖の果てに何を願うのか?2012年に大藪春彦賞受賞や本屋大賞ノミネートをはたした沼田まほかる原作を、『君に届け』(2010)『近キョリ恋愛』(2014)などを手がけた熊澤尚人監督が映画化。主演は、5年ぶりの主演作となる吉高由里子。人間誰もが持っている“心の拠り所”、それが生まれながらに“人間の死”であった女・美紗子を演じる。

今回、ティザービジュアルと特報映像された。ティザービジュアルには、主演を務める吉高由里子の快活なイメージを覆す大罪を背負い、宿命に囚われたキャラクターの美しくも儚い表情を浮かべた姿が大胆に写し出されている。「人殺しの私を、愛してくれる人がいた。」というコピーからは、異常なシチュエーションでの愛の物語を想起させる。

特報映像は「人殺しが、人から愛されてもいいのだろうか。」というショッキングな冒頭から始まり、とある一家で見つかったノートに記された、断片的な記憶が映し出されていく。吉高由里子演じる美紗子と松山ケンイチ演じる洋介との出会い、無表情で何かを振り下ろす美紗子。「あなたの優しさには、容赦がありませんでした。」という、映像内で唯一発せられる台詞とともに涙する二人―。果たして、このセリフが意味するものとは―。

映画『ユリゴコロ』は2017年9月23日(土)より全国で公開!
脚本・監督:熊澤尚人
原作:沼田まほかる「ユリゴコロ」(双葉文庫)
出演:吉高由里子、松坂桃李/松山ケンイチ、佐津川愛美、清野菜名、清原果耶/木村多江
配給:東映/日活
©沼田まほかる/双葉社 ©2017「ユリゴコロ」製作委員会