注目の新鋭監督・廣原暁が描く覚醒青春ロードムービー『ポンチョに夜明けの風はらませて』の主題歌が決定し、予告編が解禁された。

人生をなんとなく過ごし、大きな夢や目的を見出せないまま日常を送ってきた男子高校生たちが高校最後の旅で、癖のある人々と出会い、予期せぬ体験をしながら自分たちの生き方を見つけていく覚醒青春ロードムービー。数々の青春小説を手がける早見和真の同名小説を気鋭の映像作家・廣原暁が映画化。人情深いお調子者の主人公・又八役に太賀、知的でクールな仁役に中村蒼、心優しいジャンボ役に矢本悠馬、彼らの旅の戻りを待っている中田役に染谷将太、クレイジーなグラビアアイドルの愛役に佐津川愛美、風俗嬢・マリア役に阿部純子と若手実力派キャストが集結した。

今回、本作の主題歌がロックバンド・忘れらんねえよの書き下ろし楽曲「明日とかどうでもいい」に決定し、併せて主題歌を使用した予告編が解禁された。将来に希望を見出せない又八、ジン、ジャンボの3人。一方、ひとり置いてけぼりをくらいながらも、又八と約束した卒業ライブに向けてギターの練習に明け暮れる中田。彼らはハチャメチャな旅を続けるのか?計画していた卒業ライブはどうなる?疾走感ある主題歌に乗って、彼らの「高校最後の青春」の行方が気になる映像となっている。

若者たちの情熱的な青春をストレートに代弁した楽曲を歌う“忘れらんねえよ”は、パンクロック由来の轟音の中で歌われる甘いメロディと、不器用を絵に描いたような言葉を武器に、4月には日比谷野音でのワンマンライブを成功させた、柴田隆浩(ボーカル&ギター)と梅津拓也(ベース)の2人。

忘れらんねえよ・柴田隆浩(主題歌)コメント

高校の頃は理屈で動いてませんでした。明日のことも昨日までのこともマジどうでもよくて、今。今しかなかった(その結果同じ女子に10回告白してめっちゃ嫌われました)。で、大人になった僕はいちいちこれからのことを考えて辛くなったり(健康のこととか)、前にやらかしたことを後悔して眠れなくなったり(酔ってつぶやいた中二的ツイートのこととか)、なんだか超モヤモヤしてて。そんな時に、この映画の脚本と出会ったんです。これじゃん、と思いました。読んで19歳若返りました。なので僕は今ぴっちぴちの16歳高校生です。この歌はそんな高校生の僕が歌っています。はちゃめちゃ。ツッコミどころだらけ。でもそれがいいんだよ。これが僕には必要だった。

廣原暁監督コメント

主題歌を作ってもらうため、若いアーティストを探していたのですが、高校生が作ったという設定なので、あまりおしゃれすぎるのも困るなと考えていました。そんな時に「忘れらんねえよ」を知りまして、その力強い直球さがぴったりだと感じました。柴田さんに初めて会った時、映画への思いと主題歌の役割についてご説明すると、すぐに「明日とかどうでもいい」の曲の原型を聞かせてくれました。それを聞いて、これは間違いないと感じたので、あとは柴田さんを信じて全てをお任せしました。完成した曲は、想像以上に映画の内容にぴったりだったので驚きました。きっと脚本をよく読んで、映画の流れや登場人物の性格をイメージしてくれたのだと思います。この曲の使い方も、映画の見所の一つとなっていますので、ぜひご注目ください。

忘れらんねえよ

映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』は2017年10月28日(土)より新宿武蔵野館ほかで公開!
監督・脚本:廣原暁
原作:早見和真「ポンチョに夜明けの風はらませて」(祥伝社刊)
出演:太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太、佐津川愛美、阿部純子/角田晃弘(東京03)/佐藤二朗、西田尚美
配給:ショウゲート
©2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会