地球と人類の未来を予見するドキュメンタリー『不都合な真実2:放置された地球』のアル・ゴアによる“悲痛のメッセージ”を収めた特別映像が解禁された。

ノーベル平和賞受賞のアル・ゴアが、再び世界に挑む本作。米アカデミー賞2部門受賞の伝説のドキュメンタリー続編ついに完成した。アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見するドキュメンタリー『不都合な真実』は、2006年にカンヌ国際映画祭で特別上映され大喝采を浴びたことを皮切りに、第79回アカデミー賞で2部門(長編ドキュメンタリー賞、主題歌賞)を受賞、ドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった。また、2007年には地球環境問題啓発に貢献したとしてアル・ゴアはノーベル平和賞を授与された。

地球温暖化の影響により海面が上昇し、太平洋のほぼど真ん中に位置するキリバス共和国で、国土沈没の危機に瀕するほどの大洪水が起こったのは前作の公開年である2005年。止まらない温暖化に対し、地球の危機を感じたゴアが語った「真実」は世界の意識を変え、地球は美しく生まれ変わっているはずだった―。しかし、排出される有毒なガスやスモッグが主な原因として挙げられる、中国で深刻化している微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染、地球温暖化により引き起こされる異常気象が原因として挙げられるスペイン アドラでの集中豪雨による大洪水など、10年経った今、地球はかつてないほどの危機に瀕している―。

今回解禁された特別映像では、その衝撃の“現実”を映し出していく。ゴアは前作では見られなかった必死の形相で「変化を起こす時だ!」と声を荒げる。その“変化”を起こすための行動のひとつとして映し出されているのは、太陽光発電の活用。電気がほとんどない世界で最も貧しい国の一つともいわれるアフリカ・シエラレオネには、ソーラー発電で動くパソコンを子供たちに供給するなどの試みも行われている様子も映し出されており「未来に望みを繋ぐんだ」と発するゴアからは強固な意志が感じられる。

「容易ではない。批判を浴びる事もある。しかしその先には希望がある。地球の未来は、我々に託された。」と力強く訴え、今も世界中を飛び回り、地球環境問題に取り組む人材の育成を支え、国際的に影響を与え続けているゴアは、わたしたちにどんな「真実」を突き付けるのか?衝撃の「現実」と力強いメッセージが心に突き刺さる映像となっている。

映画『不都合な真実2:放置された地球』は2017年秋よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国で公開!
監督:ボニー・コーエン、ジョン・シェンク
配給:東和ピクチャーズ
(C) 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.