岩田剛典、杉咲花

再会した初恋の人は、車イスに乗っていた―『パーフェクトワールド』が岩田剛典×杉咲花で実写映画化されることが決定した。

本作は、車イスでの生活になった初恋の人との再会を軸に、仕事、生きること、そして恋する気持ちを障がいという難しいテーマで扱いながら、ストレートに伝える純愛物語。原作は、 講談社「Kiss」にて現在連載中で20代女性を中心に支持を集めている。突然の事故で下半身に障がいをもち、車イス生活になってしまった建築士の主人公・鮎川樹をEXILE/三代目J Soul Brothersのメンバーとして人気の岩田剛典、初恋の先輩である樹を一途に思い、悩み、もがきながらも前を向いて生きていこうとするOL・川奈つぐみを若手演技派女優・杉咲花が演じる。岩田は、『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』に続き2作目の主演、杉咲は初主演となる。

大切な人と出会い、2人でさまざまな困難を乗り越え絆を深めた末に、幸せに満ち溢れた完璧な世界にたどりつくまでを描く感動の物語に、フレッシュなW主演で挑む。本作の撮影は2017年6月2日から都内近郊にてスタートし、7月中旬にクランクアップを予定。2018年に全国で公開。

岩田剛典(鮎川樹役)コメント

漫画原作のキャラクターかつ身体に障がいをもった役柄ということで、どちらも自分にとっては初めて経験させて頂く役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいと共に生きていくという難しいテーマをより身近に感じて頂けるよう、真摯に向き合い、丁寧に演じたいと思います。

杉咲花(川奈つぐみ役)コメント

樹とつぐみが想い合うように、スタッフ・キャストの皆様と 儚くて優しい時間を現場で過ごすことができるよう、頑張っていきたいと思います。原作の魅力を肉体を使って表現させていただくなかで、足し算や引き算が必要になることはきっとあると思うのですが、この作品を皆様の元へまっすぐお届けできるよう、映画だからこそ表現できる強さのような魅力があると信じて、自分にできることを考え、この作品に身を委ねていきたいです。

柴山健次監督 コメント

漫画原作を読ませていただいたとき、慎重に扱う必要のある題材だと思ったと同時に、登場人物たちの力強く生きる姿勢に、撮りたい、という意欲をかきたてられました。変えられない過去、未来に対する不安。一歩を踏み出すために、登場人物たちは必死に、現在と向き合います。この物語が持つ光と闇を丁寧に描きたいと思います。

有賀リエ(原作)コメント

漫画作品の実写化には色んな意見がありますが、本作はありがたいことに「実写化して欲しい」「した方がいい」と言っていただけることが多く、今回それが実現することとなり本当に嬉しく思います。内容は原作を大変尊重してくださっていて、製作側の皆さんには感謝でいっぱいです。主演は、岩田剛典さん、杉咲花さんという力強いお二人に決まりわくわくしています。二人の恋にときめいたり、そして見終わった後はテーマの部分を身近に感じてもらえるような、そんな映画になればいいなと思っています。

この世界は不完全、君がいなければ―。インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、設計事務所との飲み会で高校の先輩であり初恋の人・鮎川樹と再会する。樹にときめきを覚えるつぐみだったが、彼は事故で車イスに乗る障がい者になっていた。「先輩との恋愛はムリ」最初はそう思うつぐみだったが、昔と変わらずまっすぐな彼にどんどん惹かれていき、あの頃閉ざした感情が止められないほど溢れてくる―。「私は、先輩が好きなんだ、今でも」樹もまた、全身でぶつかってくるつぐみの、素直で優しく思いやりのある性格に惹かれていくが、彼は「自分は誰かを幸せにすることができない」と思い込み、女性と付き合うことを諦めていた。それを知ったつぐみは、樹のことを諦めようとするが、どうしても諦めきれないでいた。二人は、すべてのハードルを乗り越え、幸せなパーフェクトワールドにたどり着くことができるのか?二人が迎える結末とは―。

原作第1巻

映画『パーフェクトワールド』は2018年に全国で公開!
監督:柴山健次
原作:有賀リエ「パーフェクトワールド」(講談社「Kiss」連載)
主演:岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brothers)、杉咲花
配給:松竹、LDH PICTURES
©2018「パーフェクトワールド」製作委員会 ©有賀リエ/講談社