池井戸潤原作×向井理&斎藤工W主演のヒューマンドラマ「連続ドラマW アキラとあきら」が7月9日(日)より放送開始される。

池井戸潤の“幻”の長編”と呼ばれていた「アキラとあきら」がオリジナル文庫「アキラとあきら」(徳間書店刊)として発売されるのに合わせてドラマ化。スリリングな展開と重厚な人間ドラマをじっくりと堪能できる全9話。大企業の御曹司として、約束された次期社長という“宿命”にあらがう階堂彬。父の会社の倒産、夜逃げなど過酷な“運命”に翻弄されながらも理想を育んだ山崎瑛。2人の人生は、何かに導かれるように交差する。反抗、親友との別れ、肉親の死、初恋、受験、就職、成功、挫折―。人生のキーワードを盛り込みながら、激動の時代を背景に“宿命”のドラマを描く。彬役を向井理、瑛役を斎藤工がW主演で演じる。

2006年から2009年にかけて月刊小説誌「問題小説」(徳間書店)にて連載されていた「アキラとあきら」。これまで単行本化されていなかったこの作品が、オリジナル文庫として発売されるのに合わせてドラマ化された本作。原作者の池井戸潤にとって、第145回直木賞受賞の「下町ロケット」(2011)よりも前の作品で、TVドラマ「半沢直樹」が大ヒットとなった「オレたちバブル入行組」(2004)よりも後に位置する作品。今回と同じWOWOWの連続ドラマWの原作としては「空飛ぶタイヤ」(2009年放送)、「下町ロケット」(2011年放送)、「株価暴落」(2014年放送」に次ぐ4作品目となる。

本作の見どころは、何と言ってもW主演の2人。「東海郵船」の社長・階堂一磨(石丸幹二)の息子・彬役を向井理、彬と同期で強い信頼を置いている山崎瑛役を斎藤工が演じている。異なる境遇の2人が、同じメガバンクで良き友人として、良きライバルとして刺激し合うことになるが、彼らはこれまでの人生においても、気づかぬうちに交差していた・・・。果たして、2人はその“宿命”を乗り越えることが出来るのか。

昭和61年4月、メガバンクの産業中央銀行の新人研修が行なわれていた。その最終行程は成績優秀だった2チームが行なう実践形式の融資戦略研修。それぞれのチームの代表は東京大学出身同士の階堂彬(向井理)と山崎瑛(斎藤工)。彬のチームは融資を申し込む会社側、瑛のチームはそれを吟味する銀行側になり、後代にも語り継がれる名勝負を繰り広げた。日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司として生まれ王道を歩んできたエリート、階堂彬。父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、山崎瑛。2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。実は2人の人生はこれまでにも交差していた。しかし、2人はまだその事実に気付いていない。良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、苦難を乗り越えていく2人。そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる・・・。

「連続ドラマW アキラとあきら」は2017年7月9日(日)よりWOWOWプライムにて放送開始!(全9話)
※毎週22:00放送開始
※第1話無料放送
監督:水谷俊之、鈴木浩介
原作:池井戸潤「アキラとあきら」(徳間文庫)
出演:向井理、斎藤工、小泉孝太郎、田中麗奈、賀来賢人、木下ほうか、堀部圭亮/松重豊/瀧本美織、永島敏行、尾美としのり、石丸幹二