15年の時を経て鮮やかに蘇ったペ・ヨンジュン初主演作『スキャンダル デジタルリマスター版』が2018年新春にリバイバル上映されることが決定した。

2004年に日本で公開され、当時9億円の興行収入を記録したペ・ヨンジュン初主演作『スキャンダル』。本作は、フランスの古典恋愛小説『危険な関係』を、18世紀の李朝朝鮮を舞台に映画化した華麗な恋愛ドラマ。華やかな朝鮮王朝を舞台に、優雅に繰り広げられる恋愛ゲームを描き、時代劇ならではの鮮やかな衣装や装飾品の評価も高く、ペ・ヨンジュンと2007年に『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞したチョン・ドヨンとのベッドシーンが話題となった。監督はイ・ジェヨン。主演のペ・ヨンジュンは本作で、これまでの誠実なイメージではなく、プレイボーイを熱演しファンを驚かせた。

日本での公開当時は、「冬のソナタ」がNHK総合チャンネルで放送スタートした直後で、本作の公開直前に来日したペ・ヨンジュンを一目見ようと羽田空港に7,000人を超えるファンが来るなど大盛り上がりとなっていた。その立役者のペ・ヨンジュンによる映画初主演作ということもあり、公開するや否や劇場には人が連日押し寄せ、社会現象となった。今回、ドラマとしてのクオリティや李朝家具や衣装などの豪華さを兼ね備えた作品的価値を再認識してほしいという意味を込め、「冬のソナタ」が日本のBS放送にて初お披露目され、また本作の韓国での制作から15年という節目である2018年にデジタルリマスター版としての公開されることが決定した。

今回、本作が公開されるBunkamuraル・シネマにおいて今年初夏にウォン・カーウァイ特集を上映した際、『恋する惑星』や『ブエノスアイレス』などを抑え一番人気が高かったのが『花様年華』であり、来場者アンケートでは「今の時代、大人の鑑賞に堪えられる色気のあるラブストーリーがないので、改めて観たかった」という声が多数寄せられたため、今回のリバイバル上映のきっかけとなった。劇場担当者は「今、格調高い“本物”の美しさに飢えているお客様が多いのではないか」と分析しており、デジタルリマスターとして鮮やかに蘇るその映像美とともに当時を思い出して再びスクリーンする貴重な機会となる。

映画『スキャンダル デジタルリマスター版』は2018年新春にBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開!
監督:イ・ジェヨン
出演: ペ・ヨンジュン、イ・ミスク、チョン・ドヨン、イ・ソヨン、チョ・ヒョンジェ
配給:ハーク
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