沼田まほかる原作『彼女がその名を知らない鳥たち』が第22回釜山国際映画祭に出品され、蒼井優、阿部サダヲ、白石監督がオープニングセレモニーに参加することが決定した。

最低な人間たちがあぶりだす“究極の愛”の物語である本作。沼田まほかるの20万部を超える同名人気ミステリー小説を原作に、『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督が初めて本格的な大人のラブストーリーに挑む。主演は蒼井優と阿部サダヲ。「登場人物がみんな最低すぎて誰にも共感できないし、不快。なのにページをめくる手を止められない!」とイヤミス女王と言われる沼田まほかる原作の共感度ゼロな最低な女と男を蒼井と阿部が演じる。さらに松坂桃李、竹野内豊といった実力確かな豪華俳優陣が織りなす“全員最低なのにまぎれもない愛の物語”が描かれる本作。

今回、本作が第22回釜山国際映画祭<アジア映画の窓>部門に出品されることが決定した。蒼井優、阿部サダヲ、白石監督の3人がオープニングセレモニーに参加する。10月12日(木)から開催される第22回釜山国際映画祭は、アジアで最も重要な映画マーケットとしての地位を確立する映画の祭典。本作の出品が決定した<アジア映画の窓>部門は、さまざまな視点とスタイルを持つ、アジアが誇る才能豊かな映画監督たちの優れた作品を紹介する部門。なお邦画作品では山田涼介主演の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の出品も発表されている。

白石監督の作品が同映画祭に出品されるのは劇場長編デビュー作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(2010)、『凶悪』(2013)以来、4年ぶり3度目。蒼井は韓国でも非常に人気があり、昨年の『オーバー・フェンス』ほか同映画祭には何度も招聘されており、釜山の地が今回も大いに盛り上がること間違いなしだ。そして阿部は本映画祭へ登場するのは今回が初となり、アジアの映画ファンに向けどんなメッセージを贈るのか期待が高まる。

9月7日(木)より開幕の第42回トロント国際映画祭に続き、世界を飛び回る“かの鳥”に注目が高まる。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は2017年10月28日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:白石和彌
原作:沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」(幻冬舎文庫刊) 
出演:蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李/村川絵梨、赤堀雅秋、赤澤ムック、中嶋しゅう/竹野内豊
配給:クロックワークス
©2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会