青春“なぎなた”エンターテインメント『あさひなぐ』でなぎなた部の顧問を演じた中村倫也のアドリブ力に注目が集まる。

最弱の初心者が最強のライバルに挑む―。笑いあり、涙あり、手に汗握る真剣勝負、青春“なぎなた”エンターテインメントが、ついに幕を開ける。小学館漫画賞を受賞した人気同名コミックを映画化した本作。主演の東島旭役に映画初主演の西野七瀬、主人公が憧れる先輩・宮路真春役に白石麻衣、二人の最強のライバル・一堂寧々役に生田絵梨花を迎え、桜井玲香、松村沙友理、伊藤万理華ら乃木坂46メンバーが“美の武道”なぎなたに初挑戦する。さらに、富田望生、中村倫也、森永悠希、角替和枝、江口のりこら実力派俳優陣が脇を固め、英勉監督がメガホンを取り、“なぎなた”に全てをかける女子高生の青春をみずみずしく描いた感動作に仕上げた。

本作で、コミカルな演技が「面白すぎる・・・!!」とファンの間で話題となっているのが、なぎなた部の顧問・小林先生役を演じた中村倫也。これまでも「闇金ウシジマくん Season3」では、DVもいとわない洗脳男、公開を控えている映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』では、広瀬すず演じる響の担任教師、現在放送中の「伊藤くん A to E」ではストーカー男とバラエティに富む役柄で話題沸騰中の俳優だ。

本作で演じる小林先生は、原作でも歯に衣を着せぬ物言いで、なぎなた部の良い緩衝材となっているが、映画版でも変わらぬ強いインパクトを残している。それはキャストたちから「小林先生は最強!ずるい!」「笑わないように自分との戦いだった」「アドリブについていくのが必死だった」とインタビューや舞台挨拶でも毎回話題にあがるほど。中村倫也が出演するとシーンが転調し、画面の雰囲気がガラッと変わるほどで、映画に欠かせない存在とも言える。

そして、注目すべきは劇中で小林先生が初登場となる、主人公の旭たちとラーメン屋で出会うシーン。中村倫也と白石麻衣が睨み合う姿が印象的だが、ここでも中村倫也のアドリブ演技が炸裂している。宮路真春を“ミヤジマハール”と呼ぶなど、台本にないセリフを重ねていく姿に、紺野さくら役を演じる松村沙友理が、我慢できずに笑ってしまっている姿が本編に写っているというエピソードもある。また、映画の小林先生の象徴的なアイテム“リップクリーム”もアドリブで自ら仕込んだというから驚きだ。

西野七瀬も「監督から、事前にすごいアドリブを利かせてくると聞いていたけど、想像を上回る自由度で驚きました」と撮影現場での困惑のコメントを寄せている。それに対し、中村倫也もSNSにて「乃木坂さんたちに『芝居って自由で楽しいんだぜ』ってなんとな~く伝えたくて。必死こいた甲斐がありました。映画『あさひなぐ』みんな宜しくね」とキャスト、作品への想いを語っている。中村倫也が見せる、その自由度溢れるアドリブ演技をチェックしてみよう。

映画『あさひなぐ』は全国で公開中!
監督・脚本:英勉
原作:こざき亜衣「あさひなぐ」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)
出演:西野七瀬、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花、中村倫也、森永悠希、角替和枝、江口のりこ
配給:東宝映像事業部
©2017 映画「あさひなぐ」製作委員会 ©2011 こざき亜衣/小学館