古き日本を描いたストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』の日本語吹替え版主題歌を吉田兄弟が担当することが決定した。

数々の傑作を送り出してきたストップモーション技術最高峰スタジオ・ライカが、今回挑んだのは“古き日本”。情感あふれる日本の風景や風習を、息を飲む美しさで描いた本作は、本年度アカデミー賞や全世界の映画賞を総なめし話題を呼んだ。監督には、黒澤明や宮崎駿を敬愛するトラヴィス・ナイト。シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラら超豪華俳優陣がボイスキャストを務める。ライカの最先端クリエーターたちが、壮大なセットの中で人形や美術を1コマ1コマ動かし、1秒間の映像のために24枚の写真を撮影しながら作り上げた努力と愛情の結晶に、名だたるキャストたちが命を吹き込む。大人にこそ観てほしい、圧巻のストップモーション絵巻がついに上陸する。

今回、日本を舞台にした本作で主人公・クボが三味線を操る少年ということもあって「吉田兄弟とタッグを組みたい」と制作のスタジオライカからのラブコールがあり、主題歌コラボが実現した。吉田兄弟自身もオファー前の段階で、既に世界中で話題の本作の評判を耳にしており、スペイン公開時に劇場で観賞していたとのことで、吉田兄弟としても「この映画と何か一緒にやってみたい」と思っていた矢先のオファーだった。

今回の主題歌決定にあたって吉田兄弟は「初めてこの映画のことを聞いたときは『遂に三味線を持った主人公が登場する映画が!』と、本当にとても嬉しかったです。僕らが三味線を始めた頃には考えもつかなかったことなので。そして映画を観て、日本の描写が素晴らしいことにも、とても感動しました。日本の良さは、日常のあちこちに隠されていると思うのですが、それをしっかりと描いてくれたスタジオライカのクリエーターの方々の日本への気持ちがとても嬉しかった。これから映画を観る方にも、自分の感じる日本の良さをそれぞれ見つけてもらえたらいいなと思います。見所はたくさんありますが、ラストのエンドロールで流れる僕らの曲にも是非ご注目ください。映画の力強さに負けないように弾いています!」とコメント。

吉田兄弟が演奏するのはビートルズの「While My Guitar Gently Weeps」。本国版のエンディング楽曲は、米女性シンガーのレジーナ・スペクターが歌う同曲で、日本語吹替え版主題歌では、吉田兄弟の美しい三味線の音色で大胆なアレンジが施されている。「While My Guitar Gently Weeps」を収録した吉田兄弟は「楽曲のアレンジも自分達でも意見を出して話し合って進めていきました。ビートルズのこの楽曲は、以前津軽三味線でカバーしたことがあり、津軽三味線に合う曲とわかっていたので、普段カバーは滅多にやらないけれど、この曲は安心して演奏出来ました。以前から映画の楽曲作りにはとても興味があったので、楽しみながら演奏させてもらいました。本編とともに、より深く日本を感じていただければ嬉しいです」とのコメントが寄せられている。

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
©2016 TWO STRINGS, LLC. All Rights Reserved.

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』
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映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』は2017年11月18日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:トラヴィス・ナイト
声の出演:アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ
配給:ギャガ
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