なかむらるみ描き下ろしイラスト

権力の不条理を赤裸々に暴露する『ザ・キング』のイラストレーター・なかむらるみによる描き下ろしイラストが解禁され、併せて各界の著名人からコメントが到着した。

“やられたら、やり返す!それが政治理念だ!”をモットーに1%の成功者になるために、若き検事の成り上がりの人生を描いた本作。歴代の大統領選の裏に蠢く金と権力のために動いた検事たちの物語は、情報操作やイメージ戦略、時にはヤクザさえも利用し、まさに悪のバイブルかのごとき、政治の非道さを描き出す。99%の平凡な公務員検事を目指したが、金と権力の虜になり、1%の成功者になるため地滑りのように堕ちていく検事をチョ・インソンが、金と権力を持ち合わせた絶対的成功者の検事部長役をチョン・ウソンが演じる。ほかに、ペ・ソンウ、キム・ウィソン、リュ・ジュンヨルが共演する。

今回解禁されたイラストは、「おじさん図鑑」(小学館)、「おじさん追跡日記」(文藝春秋)など、綿密な人間観察と味わい深いイラストで人気のなかむらるみによる描き下ろし。本作の主人公で新人検事パク・テス(チョ・インソン)、権力者の検事部長ガンシク(チョン・ウソン)、さらに上司に絶対服従のドンチョル(ペ・ソンウ)の“悪に染まる検事三人組”の面々が並んで不器用なダンスをする一コマ。劇中のバブリーなダンスも話題となっている三人の可笑しみを感じられるイラストで、それぞれのキャラクターのおススメポイントも添えられている。

白石和彌(映画監督)

韓国現代史の裏で繰り広げられる超ハイカロリーパワーゲーム。
やりたいこと全部やってる感が凄い。ていうか羨ましい。
権力の闇を描くこの映画は韓国以上に日本にこそ必要な映画だ。

真山仁(小説家)

政治とは暴力だ――と看破したマックス・ヴェーバーの至言が、艶やかに壮絶に浮かび上がる権力エンターテインメントは、危険すぎて観る者全てを虜にするだろう。

モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)

まさに「ポピュリズム」を利用する権力。気づけば引き込まれていく大衆心理を巧みに操る様は、現代社会と照らし合わさずにはいられない。

塚越健司(情報社会学者)

自分に嘘をつき、信じたい事だけを信じる男たち。その悪徳の限りを、娯楽と韓国的な道徳を交えて描く稀有な作品。

葉真中 顕(作家)

韓国政治の裏で蠢く悪徳検事たち。正義は誰によってつくられるのか。〝民主主義の死と再生〟を目撃せよ!

ジュリアナクィーン荒木師匠(荒木久美子)

主人公は表、親友は裏それぞれの社会での活躍から華やかさとダークな部分の対比。冷や冷やしながら観ていましたが最後の計画が痛快。 韓国美女も抜群のスタイルで花を添えていてそれも良かったです。

金慶珠(東海大学教授)

ダンディな男たちの仁義なき闘いの記録。韓国社会のリアルな実像、そして人間社会の本性を優雅に暴くこの映画は、内部告発者の声なき悲鳴に覆われている。

恩納 力(AbemaTV)

プライドを捨てろ!権力に寄り添え!」毎日、朝礼で言われたい。全社メールで送って欲しい。全国にいる社畜の仲間達よ、『ザ・キング』を観て、出世競争を勝ち抜きましょう。

郷原信郎(弁護士)

戦前の日本と同様に、刑事事件の捜査と起訴の権限が集中する検察での「権力と欲望の暴走」の恐ろしさをリアルに描く力作。

歌広場淳(ゴールデンボンバー)

おい、俺たちの大好物が来たぞ!
「やられたらやり返す…倍返しだ!」が口グセの男に夢中になった人は全員集合だ!!!

映画『ザ・キング』は2018年3月10日(土)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開!
監督:ハン・ジェリム
出演:チョ・インソン、チョン・ウソン、ペ・ソンウ、リュ・ジュンヨル
配給:ツイン
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