岩田剛典単独初主演作『去年の冬、きみと別れ』の本編冒頭映像が解禁された。

芥川賞作家・中村文則による映像化不可能と言われた美しきサスペンスを岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)主演で描いた本作。結婚を間近に控えた新進気鋭のルポライター耶雲恭介が目を付けたのは、不可解な謎が残る盲目の美女が巻き込まれた焼死事件と容疑者の天才写真家。真相に近づくにつれ、彼は抜けることのできない深みにはまっていく―。耶雲恭介役を岩田剛典、婚約者・松田百合子役を山本美月が演じ、北村一輝、斎藤工、浅見れいならが共演する。

公開週末に実施された劇場出口調査では10代・20代の鑑賞者たちの満足度並びに「もう一度観てみたい」が約95%と配給のワーナー映画作品比較でも驚異的な数字を打ち出し、驚異的な数字を打ち出し、女性を中心に幅広い世代が劇場に足を運び、男女共に楽しめるサスペンス要素に加え、男性も進んで観に行きやすいラブストーリーでもあるため、10代後半~20代後半のカップルたちの鑑賞も目立っている。

今回本作の公開を記念して、冒頭映像が公開となった。結婚を間近に控える記者、耶雲(岩田剛典)が「最後の冒険」としてスクープを狙うのは、猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン、木原坂(斎藤工)。映像に映し出されるのは木原坂が殺人犯として逮捕されるも、姉=朱里の尽力により、事件は事故扱いとなる様子。続けて、寂しげな雪景色と共にタイトルバックを迎え、<第二章>の文字と共に、暗いトンネルを静かに進んでいく記者・耶雲へと続き、予測不能!サスペンスの幕開けが知らされ映像は結ばれる。

『脳男』(13)、『グラスホッパー』(15)といった数々のサスペンスエンターテイメントを手掛けてきた瀧本智行監督、そして脚本には『DEATH NOTEデスノート』の大石哲也を迎え、映像化不可能と謳われる中村文則の傑作サスペンスを見事に映像化した本作。シナリオ作りは10稿以上重ねられ、時には原作から大胆な変更を決断することもあったという。登場人物やエピソードの精査はもちろん、主人公は編集者ではなく記者に据え、全て過去形で語られている原作を一部“リアルタイムで起こっていること”に変更。小説の要素を踏襲し、耶雲の執筆する“本”も謎を読み解く大きなポイントとなるため、本作は「章」仕立てで<序章><第一章><二章><三章>で構成し、物語は展開されていく。

しかし、今回解禁された冒頭映像で分かる通り、<第一章>ではなく、<第二章>から始まる映画。本編後半で謎解きの答えとして、第一章そしてすべての物語のはじまりである亜希子とのパート<序章>が描かれる。観る者全てを“純愛サスペンス”の世界観へと誘い、今までのサスペンス映画から逸脱した作品であることを冒頭から知らしめる。瀧本は全編を通して丁寧にかつ美しく、徹底したリアリティを持った緻密な人の感情に根付く演出で観る者を魅了させ、人気&実力共に兼ね揃えた岩田を始めとする豪華キャスト陣の競演の元、映画ファンも唸る極上映画へと昇華する。

愛のために、人はどこまで変わることができるのか―。張り巡らされた謎と罠。真実の先にある究極の愛とは?映画のタイトルの本当の意味を知ったとき、立ち上がれないほど、心震える―。

映画『去年の冬、きみと別れ』は全国で公開中!
監督:瀧本智行
原作:中村文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
出演:岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers)、山本美月、斎藤工・浅見れいな/北村一輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018映画「去年の冬、きみと別れ」製作委員会