石川界人、早見沙織、中村悠一、森なな子

『パシフィック・リム:アップライジング』の初日舞台挨拶が4月13日(金)にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、日本語吹き替え版キャストの中村悠一、早見沙織、森なな子、石川界人が登壇した。

今回の舞台挨拶に登壇したのは、様々な葛藤を乗り越えリーダーとしてパイロットたちを率いる主人公ジェイク(ジョン・ボイエガ)を演じた中村悠一、自力で小型イェーガーを作る謎の天才少女アマーラ(ケイリー・スピーニー)を演じた早見沙織、美しきロシア人パイロット訓練生ヴィク(イヴァンナ・サクノ)を演じた森なな子、同じくロシア出身で強靭な肉体を誇る訓練生イリヤ(リーバイ・ミードン)を演じた石川界人の4名。

今回前作には登場しないキャラクターを演じた4人だが、前作を「中村さんと一緒に観に行ったんです」と明かした石川。しかし、中村は目をそらし、「(中村は)覚えてないんですけど・・・」と笑いを誘う石川。本作では、花江夏樹が声を担当するスレシュとのシーンが多いという石川だが「花江さんは知っている仲だったので、やりやすいように誘導してくださっているのかな」と吹き替えがしやすかったことを明かした。

石川と同じく1人で吹き替えをしたという森は「最初は心細かった」と振り返りつつも「あのイェーガーに乗れる」と興奮状態で挑めたことを明かした。また、中村と早見はほかの共演者とともに大人数でアフレコに参加したというが、早見は「アフレコをする前に映像をいただいて、どこでしゃべっているかをチェックするんですけど、全然チェックにならない!」と作品のおもしろさに「ついつい観てしまう・・・」と明かした。

また、中村は自身の役を演じたジョン・ボイエガが「低くて太い声なので、寄せようとすると無理がある。音声的な表現は番うけど、ニュアンスは寄せています」と明かしたものの、収録は一日がかりで行われたといい「しんどかったです。大きい声をずっと出す」と激しいアクションと戦闘シーンが見どころともなっている本作の苦労を語った。

本シリーズでは、イェーガーを操縦するために、二人のパイロットが神経を同調させる“ドリフト”というシステムがあるが、「世界を救うためにドリフトしたい相手は?」という質問に、「(劇中で演じる役の相棒となる)スレシュ」と答えた石川。それに対して中村は「(スレシュ役の)花江君でいい?」とツッコむと、「どうなんですかね。僕は・・・一人でやります。ヒーローは一人でいい、みたいな」と思わぬ発言が飛び出し、会場を沸かせた。

森は「優しいから受け止めてくれそう」と早見を指名し、早見も「乗ります?ぜひ!」と早くも息がぴったり合っている様子で、早見は「合わせるセリフの時に“せ~の!”って言うんですけど、(森)なな子さんとは“せ~の!”なしで合うことが前から多かった」と以前から“シンクロ”していたことが明かされた。最後に答えた中村は、「この中から選ぶ感じになってません?」と言いつつも「古谷徹さん。僕の世代のヒーローですから。ごめんね!」と、ペアになることができなかった石川に謝罪し、会場は笑いに包まれた。

また、イベントでは、アニメーターの大張正己による描き下ろしイラストが披露され、サイン入りポスターとして1名の観客にプレゼントされた。最後に中村は「吹き替え版と字幕版と両方観ていただくとおもしろさが伝わることが多くなる。字幕で観て気づくこともあったりするので、できれば両方観ていただけたら嬉しい」と本作をアピールした。

戦いは終わりではなく、始まりだった―。前作で描かれた人類(イェーガー)とKAIJUの死闘から数年が経過し、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。よりスタイリッシュに洗練されパワーアップを果たした新世代のイェーガーに乗り込む若きパイロットたちは、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことが出来るのか。KAIJUオタクのニュートン博士(チャーリー・デイ)や森マコ(菊地凛子)ら人気キャストが引き続き活躍し、新キャストとして新田真剣佑も名を連ねる。

【取材・写真・文/編集部】

中村悠一

早見沙織

森なな子

石川界人

石川界人、早見沙織、中村悠一、森なな子


映画『パシフィック・リム:アップライジング』は全国で公開中!
監督:スティーヴン・S・デナイト
出演:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、ケイリー・スピーニー、菊地凛子、新田真剣佑、バーン・ゴーマン、アドリア・アルホナ、チャーリー・デイ
配給:東宝東和
©Legendary Pictures/Universal Pictures.