映画『BLEACH』の公開直前イベントが7月16日(月・祝)に都内で行われ、主演の福士蒼汰が登壇した。

映画会社の試写室で行われた今回のイベント。これまで大きなスクリーンや会場で本作のPRイベントを行われてきたが、今回のイベントでは席数が限られている会場が浴衣姿の女子高生で埋め尽くされた。そんな中で登場した福士蒼汰は「すごい、近い!浴衣で特別金出地がしますね。ドキドキしています(笑)」と手を伸ばせば届くほどの距離感に驚いている様子で、観客からは観たばかりの映画の主役の登場し、大歓声が寄せられた。また、観客から「かっこよかった!」という声が寄せられると、福士は「直接声が聞こえる(笑)」とうれしそうに微笑んだ。

本作では「自分とキャラクターが違うと思った」という主人公・黒崎一護を演じた福士。「怒鳴りあげるのが慣れなかった」と難しさを語った福士だが、その魅力について「とてもヒーロー的なヒーローだけど彼自身が気づいていない」と語り、さらに「進化していくヒーローという感じが魅力的」と明かした。

イベントでは観客からの質問に福士が答える場面もあり、「やってみたい役は?」という質問に福士は「アクション映画は好きなのでこれからもやっていきたい。人間ドラマを描いた作品もいいと思います。家族、友達、恋愛も」とさらなる活躍に期待をさせた。また、本作でも演じている“アクション”については「(大変だとは)思ってことがないです。好きなので『ラッキー!』という気持ちのほうが大きい」と語った。

続けて、「女性だったら黒崎一護をどう思いますか?」という質問に「聞きたい?それ(笑)」と戸惑いを見せ、「女性として支えがいもあるし、支えたいと思う存在。女性にとっては魅力的だと思います」と語り
つつも「僕自身は大変かなと思う(笑)」と笑いを誘った。

また、「高校生の自分に声をかけられるとしたら?」という質問には、「『そのままでいいぞ!』と(声をかけたい)。やり直したいことってあると思うんですけどそれを思わないようにしています。そのとき選んだ自分を信じる」と語り、「僕は芸能界を選んで、今この仕事をしていて“成功”という選択肢にしたいのでがんばる」と決意を新たにした。

さらに次々と上がる質問の手に、福士は「すごいね!授業中もこんなに手を挙げるのかな?(笑)」と驚いている様子。続けて福士は“好きなセリフ”について「(予告でも使われている)『この戦いだけは絶対負けられねー』というセリフが好き。サッカー(のワールドカップ)を観てるとあのCMが流れてきて、確かに負けらんねーなと」と明かし、その理由について「一護らしい」と語った。

イベントの終盤では、観客一人ひとりに福士が“『BLEACH』うちわ”を手渡しし、これには観客からも「やばい!」という声が漏れた。手渡ししながらも「お花(の浴衣)が多い」と話し、うちわを手渡しされた女子高生たちはその距離感の近さに大興奮となった。

最後に福士は「夏休みに友だちと観に行くとか、男子も好きな作品だと思うので、好きな男子と観に行くとか」とお勧めし、「ぜひ青春を感じてください」とメッセージを送った。

霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、ある日突然現れた死神と名乗る・朽木ルキアから、死神の力を与えられ、家族や仲間たちのために虚<ホロウ>という悪霊たちと戦う物語。主人公・黒崎一護を演じるのは、『無限の住人』で見事な身のこなしで激しい斬り合いをこなし新境地を切り開いた福士蒼汰。人間を襲う悪霊・虚<ホロウ>を唯一斬ることができる死神という存在で、黒崎一護とともに行動することになる朽木ルキアを杉咲花が演じる。メガホンを取るのは、『アイアムアヒーロー』で世界三大ファンタスティック映画祭で受賞した佐藤信介監督。

【取材・写真・文/編集部】


映画『BLEACH』は2018年7月20日(金)より全国で公開!
監督:佐藤信介
原作:久保帯人「BLEACH」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
出演:福士蒼汰、杉咲花、吉沢亮/真野恵里菜、小柳友/田辺誠一、早乙女太一、MIYAVI/長澤まさみ、江口洋介
配給:ワーナー・ブラザース映画
©久保帯人/集英社 ©2018 映画「BLEACH」製作委員会