竹内まりや


生き別れてしまった父と娘の切なくも心に沁みる5日間の物語『あいあい傘』の主題歌が竹内まりやの新曲「小さな願い」に決定し、併せて特報映像が解禁された。

本作は、幼い頃に離れ離れになった親子が25年ぶりに再会する姿を通して、家族の絆や夫婦の愛を温かく描く感動作。25年前に失踪した父親を探して恋園町にやってくる主人公・高島さつき役を倉科カナ、まっすぐな熱血漢だけど涙もろくて情に厚いテキ屋・雨宮清太郎役を市原隼人が演じるほか、立川談春、原田知世、AKB48の入山杏奈、、高橋メアリージュン、やべきょうすけらが共演する。

今回本作の主題歌が、デビュー40周年を迎える竹内まり屋の約4年ぶりとなるシングル「小さな願い」に決定した。竹内まりやに主題歌をオファーした映画のプロデューサーは、「主人公さつき(倉科カナ)の心情に優しく寄り添ってくれる歌声を想像したとき、竹内まりやさんしかいないと思った」と語り、「まりやさんの音楽の中心にある“ミドル・オブ・ザ・ロード”という考え方。聴くだけで気持ちがホッとしたり、気分が明るくなったり、それは普通に暮らす人々の生活とそこに生まれる感情に寄り添う音楽。映画『あいあい傘』は運命に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿を描いた作品で、まりやさんに台本をお読みいただき、映像をご覧いただいて、そこに生きる人々の想いを拾い、『小さな願い』として結実させていただけたことは、ただただ感無量です」とあふれ出す感謝の気持ちを語っている。

また、今回も楽曲の編曲・プロデュースを担当したのは、竹内まりやの夫である山下達郎。プロデューサーは「竹内まりやさんと山下達郎さんという、公私ともに長年のパートナーでいらっしゃるお二人に『あいあい傘』の主題歌を手がけていただいたことは、これもこの映画が持つご縁だと思うと非常に感慨深いです」とも語っている。

新曲「小さな願い」には「大好きな人にずっと幸せでいてほしい」という願いが込められているという。たとえ遠く離れていても、もう二度と会えなくても、あなたのことを想って生きてゆく。そんな優しさにあふれた主題歌が、映画のエンドロールのひととき、きっと爽やかな感動を届けてくれるだろう。

竹内まりや(主題歌)コメント

人が人を想う気持ち…映画「あいあい傘」の中でたびたび感じたそのテーマを歌にしたのが「小さな願い」です。
複雑な事情を背負いながら生きる人達、思いに任せぬ世の中を生きる人達など、この映画には心に荷物を抱えた様々な人間の姿が描かれているのですが、どこかに救いと希望が感じられるのは、それが宅間監督の「願い」だからだと感じています。人間はたとえ自分が幸せでも、愛する誰かが不幸せならば本当の幸福感は得られないからこそ、祈らずにはいられないのでしょう。そんな大切な人への「願いと祈り」を歌の中に込めました。
聴いて下さる方々に、どこか少しでもあたたかい気持ちになっていただけたら幸いです。    

併せて、主題歌「小さな願い」を聴くことが出来る15秒特報映像が解禁された。懐かしい夏の田舎で楽しむ手持ち花火の風景に、さつき(倉科カナ)、清太郎(市原隼人)、六郎(立川談春)、玉枝(原田知世)の表情が映し出され、交錯するそれぞれの想いに、「大切な人がずっと 幸せでいられるように」と願う竹内まりやの歌声が重なって、胸を打つ。映画のタイトルである「あいあい傘」には「家族とは、お互いを気遣って、肩寄せ合って、雨の中を一歩一歩あるいていく『あいあい傘』みたいなもの」というメッセージが込められている。

15秒特報映像

映画『あいあい傘』は2018年10月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本:宅間孝行
出演:倉科カナ、市原隼人、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、布川隼汰、永井大、金田明夫、大和田獏/トミーズ雅、立川談春、原田知世
配給:S・D・P
©2018映画「あいあい傘」製作委員会