フェルメール絵画の世界から生まれた愛の物語『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』の場面写真が一挙解禁された。

17世紀オランダ。人々を魅了し運命を狂わせる、超高級チューリップ。本作は、フェルメール絵画の世界から生まれた愛の物語。ソフィアを演じたアリシア・ヴィキャンデルは「真珠の耳飾りの少女」をオマージュした衣装や、フェルメール・ブルーのドレスをまとい、清楚だが身の内に熱い想いを秘めた女性を体現している。若く美しい画家のヤンには、『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーン。そのほか夫のコルネリス役にクリストフ・ヴァルツ、チューリップを栽培する修道院の院長役にはジュディ・デンチなどのオスカー俳優たちが名優の称号にふさわしい演技で観る者を物語へと引き込む。

今回新たに5枚の場面写真が解禁された。アリシア・ヴィキャンデル演じるソフィアとデイン・デハーン演じる画家・ヤンの2ショットのほか、ソフィアの夫役のクリストフ・ヴァルツ、ソフィアの人生を見守ると共にチューリップ取引の鍵を握る重要な人物である修道院長役のジュディ・デンチなどの豪華俳優たちが、観る者を物語の世界へと引き込む。絵画を彷彿とさせるような写真にも注目だ。

中野京子(作家・西洋文化史家)コメント

「階級、貧富の別なく、誰もがチューリップに人生を賭けた―
名画を生んだ時代の、ドラマティックな光と影」
フェルメールは今でこそ人気画家ですが、生前はデルフトという町とその近辺で知られていただけでした。
作品数は極端に少なく、自画像もなく、死後は完全に忘れられました。再発見されたのは2世紀も経ってからです。
今なお謎めいた画家のままで作品を通してしか彼に触れることはできません。
この映画のカメラはフェルメール世界へのオマージュに満ちています。窓辺で手紙を読む女性、鮮やかなブルーのドレス、
女主人と女中の密やかな共犯関係、扉から覗き見するようなアングル、薄暗い室内に差し込む弱い光。
どれもとても美しく聖性に満ち、外部の「チューリップ・フィーバー」との対比が鮮烈で、見どころですね。

今回解禁された場面写真

今回解禁された場面写真

今回解禁された場面写真


映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』は2018年10月6日(土)より新宿バルト9ほか全国で公開!
監督:ジャスティン・チャドウィック
出演:アリシア・ヴィキャンデル、デイン・デハーン、ジュディ・デンチ、クリストフ・ヴァルツ
配給:ファントム・フィルム
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