中村優一、小野塚勇人


『恋のしずく』のトークイベントが11月3日(土)に新宿武蔵野館で行われ、小野塚勇人、中村優一が登壇した。

日本酒の酒蔵を舞台にした本作にちなみ、今回は日本酒を囲んでのイベントとなった。劇中では、蔵元の息子を演じた小野塚。好みの日本酒を聞かれると、劇中にも登場した「命なりけり」の名前を挙げ、「そんなに日本酒に詳しいわけじゃないけど、飲みやすい」とコメント。それに対して「一回しか飲んでない・・・」と味を覚えていないようで「忘れちゃいました」という中村に、小野塚は「“一生忘れられない味”なんですけど」とツッコミを入れ、会場を沸かせた。

撮影中は「毎日飲んでいた」という中村。小野塚は「僕はそんなに・・・」と言いつつも、中村からは「あなたが主導だったよ!」と鋭いツッコミが入るなど、和気あいあいとしたムードで行われたトークに、会場からは常に声援や笑いが起きた。

また、本作では小野塚と中村による“仮面ライダー俳優”の二人によるバイクの二人乗りが話題となっているが、バイクを運転した小野塚は、中村に「乗る前に遺書だけ書いてもらっていいですかって(言った)」と笑いつつ、中村は「言ってるわりに普通にバイクに乗れる」と明かした。さらに、小野塚が運転するバイクの後ろに乗った中村は「女の子の気持がわかりました」とコメントし、「後ろのつかむ取っ手がなければ、小野塚君に後ろからいけたのに」と語り、これには会場からは悲鳴のような歓声も上がった。

さらに撮影中は「(小野塚は)いたずらっ子なんですよ。真顔で面白いことをやってくる。ドSなんでしょうね」という中村。「ちょこっと入れても面白くない」という小野塚は、必要以上に器いっぱいに注いだこともあったようで、中身は水だったといい「お酒じゃなかったからよかったけど」と苦笑する中村。撮影中の仲の良さも窺わせるイベントとなった。

東広島市・西条を舞台にリケジョの大学生・詩織が、日本酒の酒蔵へ実習に行くことになり、酒造りを通じて目覚める人生の喜び・出会いと別れを経験しながら成長していくヒューマンドラマ。農大に通う大学三年生の主人公・詩織役には、女優として数々の話題作に出演する川栄李奈。本作が映画初主演となる。また、詩織が実習にやってくる乃神酒造の蔵元の息子・莞爾役には劇団EXILEのメンバーである小野塚勇人。ほかに宮地真緒、小市慢太郎、本作が遺作となった名優・大杉漣さんら豪華な出演陣が脇を固める。監督は、テーマとなる地方に実際に住み綿密な調査と土地土地の息吹を肌で感じながら映画を制作していくことで知られている名手・瀬木直貴。

【取材・写真・文/編集部】


映画『恋のしずく』は全国で公開中!
監督:瀬木直貴
出演:川栄李奈、小野塚勇人、宮地真緒、中村優一、蕨野友也、西田篤史、東ちづる、津田寛治、小市慢太郎、大杉漣
配給:ブロードメディア・スタジオ
©2018「恋のしずく」製作委員会