後列)三浦貴大、山本耕史、原田泰造、美村里江
前列)黒木瞳、向井理、渡部篤郎


『連続ドラマW パンドラIV AI戦争』の完成披露試写会が11月7日(水)に都内で行われ、向井理、黒木瞳、美村里江、三浦貴大、山本耕史、原田泰造、渡部篤郎、脚本家の井上由美子、河毛俊作監督が登壇した。

シリーズを通して脚本を担当した井上と河毛監督。「多少SFなところはあるけど、リアリティをもって、ほぼ似たところはある」と本作ではリアリティを重視したことを明かした河毛監督。井上は「まさか(本シリーズを)10年も作り続けることはできるとは思っていなかった」と感慨深げに語りつつ、本作については「今まで書いたものより、最も近い未来だと思います」と語った。

本作で主演を務める向井は、渡部だけが初共演だったといい、クランクイン前には「怖い人だったらどうしようと思っていた」と暴露。しかし、実際には「フランクで、大人なんですけど遊び心がある方。何度かお食事にも誘っていただいて、本当にいい出会いをさせていただいた」と笑顔で語った。対する渡部は、向井について「人として誠実な方」と語った。また、医師会会長の役を演じた黒木は「曲者揃いがパンドラのテイストだと伺っている」と前置きし、「曲者の一人に入れていただけたことは光栄」と笑いを誘った。

シリーズを通して出演する山本は「セリフの感じが成長した」と明かしつつも、「毎回問題を起こすのが鈴木という名前なので、いい加減気づけよというIVでしたが、気づけませんでした」と語り、会場は笑いに包まれた。劇中で弁護士役を演じた三浦は「医者と警察と弁護士はセリフが難しい」と考えていたというが、「今回医者と弁護士が一緒に来ちゃってどうしようと思った」と明かしつつ、「進歩する技術に対してはワクワクしながらやっていました」と笑顔で語った。

最後に向井は「WOWOWにしかできない表現やテーマだったり、技術だけではなく意気込みも感じます。その真骨頂がパンドラだと思います」と本作に自信を見せた。

革命的な発明により、“パンドラの箱”を開いた人々の運命を描く社会派ドラマシリーズの最新作である本作。“がんの特効薬”、“遺伝子組み換え食品”、“自殺防止治療法”、“クローン人間”と挑戦的なテーマを描いてきた。今回のテーマは多くの分野で注目を集める“AI”。人類にもたらされるのは輝かしい未来ばかりではない。人工知能という“パンドラの箱”が、社会に何をもたらすのかをリアルに描き出す。画期的な医療用AIを開発する主人公を演じるのは向井理。AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平役に渡部篤郎、医師会会長の有薗直子役に黒木瞳、ほかに美村里江、三浦貴大、シリーズI~IIIに登場する記者の太刀川春夫役を再び山本耕史が演じる。

【取材・写真・文/編集部】

「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」は2018年11月11日(日)よりWOWOWプライムにて放送!
毎週日曜日22:00より放送(全6話)
監督:河毛俊作、村上正典
出演:向井理、黒木瞳、美村里江、三浦貴大、山本耕史、原田泰造、渡部篤郎