『アース:アメイジング・デイ』の公開直前イベントが11月20日(火)に都内で行われ、佐々木蔵之介、早坂ひらら、動物行動学者の新宅広二氏が登壇した。

前作から10年ぶりとなる新作について、佐々木は「10年溜めこんだ理由が分かりました」と本作の完成度の高さを絶賛。特に、自身の役者としての撮影現場の様子を引合いにだし、「どんなカメラアングルなのかとか、なんで肩越しに撮れているのかとか」と撮影技術についても興味津々の様子で「本当にアメイジング」と感想を語った。

今回ナレーションを担当した本作が、これまでの映画と違うところについて佐々木は「日の出から日没、夜に至るまで、一日を描いているんです」とまさに“アメイジング・デイ”を捉えていることを明かし、「(自身と)同じように過ごしているということが分かった」と振り返った。

ここで、本作を通じて「博士です」というほど動物について詳しくなったという佐々木と、動物が好きな早坂で動物にちなんだクイズに答えるコーナーに。1問目では“イッカク”の正しいシルエットを早坂が見事正解、2問目では“パンダ”の模様を正確に表現することになり、これには共同作業なはずの佐々木と早坂が「違う」と本気で向き合う場面も。最後には“クジラ”がどうやって寝るのかを当てるクイズでこれにも早坂が正解し、見事勝利。

さらにイベントでは、本物のナマケモノが登場。微動だにせずに登場したナマケモノに、佐々木は「ここに来てるだけで働き者ですね」とコメントし、会場を沸かせた。ここで新宅から、ナマケモノの手は握っておらずひっかけているだけということが語られると、佐々木は興味津々のようで、ナマケモノを食い入るように見つめつ場面もあった。

最後に佐々木は「命の尊さや、儚さ、すべて共感して仲間だと思える映画です。ぜひご家族で見に来てください」と本作をアピールした。

全世界で120億円以上の興行収入を叩き出し、日本でも大ヒットを記録したBBCアース・フィルムズによるネイチャー・ドキュメンタリー『アース』(2008)。神秘的な地球のあるがままの姿を切り取り、多くの人々を魅了した同作から10年の時を経て、第2弾となる本作。日の出から日の入りまで一日の太陽の流れを軸に、動物たちに限りなく近づき同じ目線で見ているかのような迫力の映像で、生き生きとした表情が描かれ、すべての生き物の毎日にドラマがあり、わたしたちと同じように日々精一杯生きているということを気付かせてくれる。日本版ナレーターは佐々木蔵之介が担当する。

【取材・写真・文/編集部】

映画『アース:アメイジング・デイ』は2018年11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー、ファン・リーシン
ナレーター:佐々木蔵之介
配給:KADOKAWA
© Earth Films Productions Limited 2017