ある青年と家族―実話に基づく愛と再生の物語『Beautiful Boy(原題)』の邦題が『ビューティフル・ボーイ』に決定した。

本作は8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、現在はNetflixの人気ドラマ「13の理由」の脚本家として活躍する人物と、彼を支え続けた家族の物語。息子と父親それぞれの視点から描いた2冊の回顧録を原作とした、愛と再生を描く本作。息子ニック役をティモシー・シャラメ、父親デヴィッドをスティーヴ・カレルが熱演。シャラメは本作で才能をいかんなく発揮し、先日発表されたゴールデン・グローブ賞でも助演男優賞にノミネートされるなど、賞レースを牽引中。本国のメディアや評論家からアカデミー賞助演でノミネートが有力視されており、賞レースに期待がかかる。

今回、本作の邦題が原題のまま『ビューティフル・ボーイ』となった。「ビューティフル・ボーイ」から連想するものに、1980年に発表されたジョン・レノンによる同名楽曲がある。ジョン・レノンが当時5歳だった息子・ショーンのために書き、数々のアーティストによってカバーされ世界中で愛される曲。本作でも、父・デヴィッドが、息子・ニックの子守唄として口ずさむ場面に使用されており、観客の感情を大きく揺さぶるシーンとなっている。

「人生は長い道のり。毎日、あらゆることが少しずつ良くなっていくんだよ」と優しく語りかけるこの曲と父・デヴィッドが、息子・ニックを“愛し、見守り続ける”物語の世界観にシンクロしている。さらに、スティーヴ・カレル演じるデヴィッド本人は、人気音楽ライターとして活動しており、なんとジョン・レノンの生前最後のロングインタビューを担当したという背景もある。

映画『ビューティフル・ボーイ』は2019年4月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
配給:ファントム・フィルム
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