野島健児、佐倉綾音、塩谷直義監督


『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』の初日舞台挨拶が1月25日(金)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、野島健児、佐倉綾音、塩谷直義監督が登壇した。

この日、公開初日を迎えた劇場版アニメ三部作の一作目となる「Case.1 罪と罰」。舞台挨拶には、本作で主役となる執行官・宜野座伸元役の野島健児と、監視官・霜月美佳役の佐倉綾音、さらに本作で監督を務めた塩谷直義が登壇した。

テレビシリーズ第一期と比べて「成長した」と自身の役どころを語る野島は「自分の価値観で生きられるようになったら、髪型も変わった。そういう髪型にしたかったんだな」と、髪型の変化を指摘し、佐倉は「忙しくて切れないとかじゃないですか?」とツッコミを入れると、塩谷監督は「ビジュアルを気にしなくなった。今までは前髪を残してくれとか月一でやってたのかもしれないけど・・・」と答え、会場の笑いを誘った。

同じく、「劇場版を見た先輩方やスタッフさんからは『霜月成長したね』って言われる」と明かした佐倉だが、自身では「今まで見えなかったところが見えてきたのかなという意識が強い。みなさんがこの劇場版を見て、霜月を好きになってくれるという期待はしていないんですけど・・・」と自信なさそうに語ると、塩谷監督は「終わったときには晴れやかな(顔になってる)」とフォローする場面もあった。

さらに佐倉は「霜月が主役ってだけで興行収入が落ちるんじゃないかと不安」と明かすと、塩谷監督は「大丈夫じゃないですか?宜野座がいるんで」と返し、これには会場からも大きな笑いが起きた。そんな霜月というキャラクターへの不安を口にする佐倉だが、塩谷監督は「僕たちからすると愛されキャラ。霜月がいるだけで話が回る。(常守)朱に対してもダメ出しができる。誰に対しても気を使わないので」とキャラクターの重要性を語った。

話は、昨年10月に行われた第31回東京国際映画祭でのレッドカーペットへの参加の話になり、そろって参加した野島と佐倉は「楽しかったですね」と笑顔を見せ、さらに佐倉は「ベンツのリムジンで乗り付けて・・・いやらしい感じで(笑)」と振り返り、さらに「『サイコパスのみなさま~!』って言われるのが楽しかった(笑)」と舞台裏は大盛り上がりだった様子を明かした。

ここで3月に開催される「AnimeJapan2019」において、『PSYCHO-PASS サイコパス』のスペシャルステージが行われることが発表され、さらに野島と、狡噛慎也役の関智一の出演が発表されると、佐倉は「(野島に)出たいって言ってました」と口にし、野島も「来ちゃえばいいのに」と返し、会場は笑いに包まれた。

最後に佐倉は「『PSYCHO-PASS』を好きでよかったなと思っていただける、すごい作品を知ってしまったと思っていただける自信作になっています」、野島は「初めて見たときは自分の中で価値観が変わります。今日来てしまったがために、『Case.2』『Case.3』も見ることになると思います」と本作をアピールした。

人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルSFアニメーション「PSYCHO-PASS サイコパス」。2012年にTVアニメが放送開始され、2015年1月には『劇場版PSYCHO-PASS サイコパス』が公開。そして、霜月×宜野座、須郷×征陸、狡噛にフォーカスした劇場アニメ3作品が連続公開される。物語の舞台は、約100年後の日本とアジア―。その現在、過去、未来に起きる事件が語られる。事件に立ち向かうのは、規定値を超えた〈犯罪係数〉を計測された〈執行官〉たちと〈シビュラシステム〉が適性を見出したエリート刑事〈監視官〉たち。これまで語られていなかったミッシングリンクがついに紐解かれる。

【取材・写真・文/編集部】

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』

映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』は2019年1月25日(金)より連続公開!
『Case.1 罪と罰』1月25日(金)公開
『Case.2 First Guardian』2月15日(金)公開
『Case.3 恩讐の彼方に__』3月8日(金)公開
ストーリー原案・監督:塩谷直義
配給:東宝映像事業部
©サイコパス製作委員会