直木賞作家・西加奈子の傑作を映画化した『まく子』に各界の著名人からのコメントが到着した。

本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、今まで見てきた世界―日常―が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を描く“奇跡”の物語。主人公・慧を本作が初主演となる14歳の山﨑光、謎の転入生・コズエ役を今後の活躍が期待される新星・新音、ダメな父親だけれど息子の成長を陰ながら見つめ背中をそっと押す父・光一役を草彅剛が演じる。

今回、各界の著名人から本作へのコメントが到着した。コメントを掲載したコメントチラシは上映劇場にて展開される予定となっている。

いくえみ綾(漫画家)

「なんて壮大なファンタジーだ」と思っているうちに、
「やっぱり自分の中の小さな物語だ」と気づき、
最終的には「小さな自分の中にある壮大な宇宙だ」という結論になりました。
幸福感に包まれます。

吉行和子(女優)

少年の大人になっていくとまどいの目、
少女は宇宙からこの役の為に来たみたい、
草彅さんはますますステキ。
西加奈子さんの世界が映像になって、
私もこの中にいたい、と思いました。

いとうあさこ(お笑い芸人)

子どもの頃ってがむしゃらに悩んだなぁ。
でもソクラテスだってプラトンだって悩んで大きくなったんだもんね。みんな一緒。
「ああなりたい」「こうなりたくない」なんて好き勝手言っていた“子供”の自分から、
今の“大人”の私はどう映るんだろう。

川島明(麒麟/お笑い芸人)

子供から大人にスライドしていくとき、誰しも「人間」が下手くそだった。
でも、大人だからうまくやってるふりして実は今も相変わらず不器用。
いやむしろ大人の方が。
そんなモヤモヤもぬるっと受け入れて明日から背伸びをやめれる。
そんな最高のおはなしです。

棚橋弘至(新日本プロレス/プロレスラー)

ファンタジーなのかと思わせておいて超リアル。
人の影響。人の成長。人の救い。
最後まで引き込まれました!

今日マチ子(漫画家)

世界に立ちすくんでいた
10代はじめの自分を連れて、もういちど観に行きたい。
果てしない宇宙と、その優しさに触れに。

狗飼恭子(作家・脚本家)

人を許すということ、他者を受け入れるということを、
ささやきみたいな小さな声で教えてくれる映画でした。

また、映画の公開を記念して「まく子」の文庫化が決定した。装丁は著者・西加奈子が新たに手がけたイラストとなり、主人公サトシが心惹かれる風変りな転入生・美少女コズエが撒く“葉っぱ”がモチーフとなった新装丁版となっている。“葉っぱ”の鮮やかなグラデーションが、コズエが変化し、大人になっていくことを楽しんでいる様な彩り豊かなイラストだ。
西 加奈子 著
福音館文庫 702円(税抜)

映画『まく子』は2019年3月15日(金)よりテアトル新宿ほか全国で公開!
監督・脚本:鶴岡慧子
原作:西加奈子「まく子」(福音館書店刊)
出演:山﨑光、新音、須藤理彩/草彅剛
配給:日活
©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)