日露戦争時代の松山に実在したロシア兵捕虜収容所を題材にした映画『ソローキンの見た桜』の新場面写真が解禁された。

本作は、松山を舞台に運命的に出会ってしまった日本人看護師とロシア将校の二人を中心に、歴史に翻弄された人々を描いた心揺さぶる感動のドラマ。主演の日本人看護師役に若手実力派・阿部純子、ほかに斎藤工、イッセー尾形、ロシアの演技派ロデオン・ガリュチェンコ、アレクサンドル・ドモガロフが参加。日露合作プロジェクトで監督を務めるのは、初長編作を自主制作ながらロシア人俳優を起用しロシアで撮影され話題を呼んだ新鋭・井上雅貴。伝説のラジオドラマ「~松山ロシア人捕虜収容所外伝~ソローキンの見た桜」が日露合作プロジェクトで誕生した。

今回、本作の公開を記念して特別番組がBS日テレににて放送されることが決定した。本作にて倉田史郎を演じる斎藤工は、10代のころからバックパッカーとして、数多くの国々を旅している。しかし、ロシアはこの映画の撮影が初めての機会。その斎藤工がサンクトペテルブルクでのロケ滞在中に自分のスマホで、“初めて見る”ロシア、そしてロシア人スタッフとともに作り上げたロケの裏側を記録し続けた。

映画では、建造物自体が世界遺産であるエルミタージュ美術館、聖イサアク大聖堂、血の上の救世主教会、ネフスキー大通り、跳ね上げ橋(ネヴァ川)、サンクトペテルブルク大学などサンクトペテルブルクの中でも得に有名なスポットが登場する。しかし、今回斎藤工が撮影したのは、芸術あふれる街の景色だけでなく、食事に出された真っ赤なボルシチや、夜の散歩での風景、裏路地、またある時は自撮りも交え、初だからこそ撮れた新鮮な“斎藤工目線”のロシア。

さらに注目したいのが、日本とロシアのスタッフの協力のもと、この映画が作り上げられてゆく過程のリアルな舞台裏。彼らがどんな思いでこの映画に向き合ってきたのか?二役を演じた主演の阿部純子を始め、ロシア人スタッフ、そして斎藤工の、国境を越えた映画を愛する者たちの想いが語られる。

構成は、数々のドキュメンタリー映画、番組を手掛け、高い評価を受けてきた松江哲明。斎藤工の映画に対するメッセージのひとつひとつを丁寧に拾い上げ、30分のドキュメンタリー番組として描きだす。

斎藤工のまなざし 「ソローキンの見た桜」撮影記録

放送局:BS日テレ
放送日時:2019年3月23日(土)16:30~17:00
企画・撮影:齊藤工
構成・演出:松江哲明
出演:阿部純子、斎藤工

映画『ソローキンの見た桜』は2019年3月16日(土)より愛媛県先行公開、3月22日(金)より角川シネマ有楽町ほか全国で公開!
監督・脚本・編集:井上雅貴
出演:阿部純子、ロデオン・ガリュチェンコ、山本陽子(特別出演)、アレクサンドル・ドモガロフ、六平直政、海老瀬はな、戒田節子、山本修夢、藤野詩音、宇田恵菜、井上奈々、杉作J太郎、斎藤工、イッセー尾形
配給:KADOKAWA
©2019「ソローキンの見た桜」製作委員会