スティーヴ・クーガン&ジョン・C・ライリーW主演『僕たちのラストステージ』の本編映像が解禁された。

本作は、ハリウッドでサイレントからトーキー期に活躍した伝説のお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」の晩年の実話を描いた感動作。ハリウッドの映画創成期を支え、100本以上の作品に出演した伝説のコンビの晩年を演じるのは、スティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリー。世界中を笑いの渦に巻き込んだ「ローレル&ハーディ」。共に人生を歩んできた二人が、人生の晩年に差し掛かり、改めてお互いへの愛、演じることの大切さに気付いていくコンビ愛の物語に注目だ。

今回、ローレル&ハーディのスタン・ローレルと、コンビのプロデューサーであるハル・ローチがギャランティをめぐり、互いに一歩も譲らない舌戦を繰り広げる緊迫の本編映像が解禁された。映像は、1937年のきらびやかなハリウッドで、コメディ界の頂点に登りつめ、新作映画『宝の山』の撮影に臨むローレル&ハーディのスタン(・ローレル)と、コンビの生みの親であるプロデューサーのハル・ローチがギャランティについて口論となる緊張感漂うシーン。

同時代に活躍するチャップリンやバスター・キートンが会社を立ち上げ、自分たちの10倍以上稼いでいる一方、映画が大ヒットしているにも関わらず給料が安い事に不満をもつローレル&ハーディ。ギャラが上がらなければ独立すると言い張る強気なスタンに対し、金銭的な余裕がないので独立はやめ、昇給だけで十分という意見のオリバー(・ハーディ)。オリバーの忠告も聞かず、撮影スタジオに来たハルに早速ギャラの増額交渉をするスタンだが、犬猿の仲の2人は会った瞬間から互いに敵意むき出し。この口論が、16年後にローレル&ハーディの運命を変える原因になろうとは、この時の2人はまだ知る由もなかった・・・。

ハル・ローチは、ローレル&ハーディの生みの親で、彼無しでローレル&ハーディを語ることはできない。彼は、ハリウッド初期に活躍したコメディ映画の制作者で、チャップリンを見出したマック・セネットと並び称される超大物。1915年、ハロルド・ロイド主演映画製作のため製作会社を設立し、「ちびっ子ギャング」シリーズなど数々のヒット作を手掛けてきた敏腕プロデューサーで、1983年に第56回アカデミー名誉賞を受賞し、100歳でその生涯を閉じるまでコメディ作品の不朽に貢献してきたハリウッドのボス。ハルが、それぞれピンで活動していたスタンとオリバーを組ませて、ビジネス的に誕生したのが、ローレル&ハーディなのだ。

本作でハル・ローチを演じたのは、俳優、脚本家、監督と、多才に活躍するダニー・ヒューストン。マーティン・スコセッシ監督の『アビエイター』やアルフォンソ・キュアロン監督の『トゥモロー・ワールド』など数々の大物監督から信頼され、スクリーンで圧倒的な存在感を放つ名バイプレイヤー。本作の監督や他キャスト同様、ヒューストン自身も子どもの時からローレル&ハーディの作品を見て育ったひとり。「2人の面白さに最初に気付いたのはハルさ。ロール&ハーディはそれぞれ俳優としてピンで活躍し成功していたが、ハルが天才的な嗅覚を発揮して彼らをコンビにしたんだ。彼は2人の才能に投資し、コンビになってこそ偉業を達成するだろうという鋭い感覚を持ち合わせていた」とヒューストンは熱く語っている。

1930年代のハリウッドで絶大な人気を誇り、世界中から愛されていたローレル&ハーディだが、成功の裏ではギャランティをめぐり、コンビ誕生のきっかけをつくったプロデューサーのハル・ローチと揉めていた辛いエピソードがあった。壮絶な舌戦を繰り広げたスタンとハルの喧嘩が、将来、コンビの関係を揺るがす大事件に発展する―。

本編映像

映画『僕たちのラストステージ』は2019年4月19日(金)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開!
監督:ジョン・S・ベアード
出演:スティーヴ・クーガン、ジョン・C・ライリー
配給:HIGH BROW CINEMA
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