『うちの執事が言うことには』の公開記念舞台挨拶が5月19日(日)に梅田ブルク7で行われ、永瀬廉(King & Prince)、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、久万真路監督が登壇した。

公開3日目を迎えたこの日、上映終了後の劇場に割れんばかりの拍手と悲鳴のような歓声で迎えられた3人。“できれば関西弁で”という振りに、永瀬は「おはようございまーす!今日はしんどいこと忘れて、バリ良い思い出作っていきましょう」と元気よく挨拶。一方、清原が「使い方が分からなかったから」と標準語で挨拶すると、「なに?機嫌悪いん?(笑)」と永瀬にいじられ、2人の仲の良さが垣間見れる場面もあった。

また、神宮寺は「ご覧になった後だと僕を見る目が少し変わっている方もいらっしゃると思いますが、そういうふうに思ってもらえることがうれしいです。せやかて(笑)」と、挨拶の語尾に、撮影現場で流行っていたという関西弁を無理やり付けて挨拶した。そんな、神宮寺の正しくない“せやかて”の使い方を見ていた永瀬は、さきほど関西弁を使わずに挨拶した清原に「神(神宮寺)がさっき言っていた“せやかて”の正しい使い方を」と、“せやかて”の正しい使い方をレクチャー。それを受けた清原は改めて、「今日は朝早
いですけど、“せやかて”、みんな楽しんでいきましょう」と挨拶し、関西らしいユーモア溢れる雰囲気で始まった。

地元・大阪に初主演作を引っ提げての凱旋となったことについて、永瀬は「照れくささもありますけど、大阪でやることにすごい喜びを感じています」と感無量な様子。神宮寺は、客席を見渡しながら「(ファン
の)うちわがちょっと派手なのかな(笑)大阪って派手な人が多いイメージがあるんですよ。だって(観客が持っている)ポスターにすごいラメとか入っているもん(笑)でもこういうのを作ってくれる・・・時間を費やしてくれていることがうれしいですよね」と大阪の空気感を感じていた様子だった。

撮影時に苦労したシーンや印象に残っているシーンを聞かれた永瀬は、自身のクランクインのシーンでもあったという、多くのエキストラが参加したパーティー会場のシーンを挙げ、「僕は人見知りで、エキストラも多くて緊張して、汗も垂れてきて、汗のシーンでNGになったりもして。苦労しましたね」と振り返った。清原は、印象に残っているシーンに、物語上でも重要なシーンとなる花穎と衣更月が仲たがいするシーンを挙げ、「(そのシーンの撮影時、永瀬と監督と3人で)綿密にお話しをさせていただいたので。監督があのシーンを撮った夜、(達成感で)一人で飲みに行ったと聞いて、嬉しかったですね」と話した。

大阪での凱旋となったことにちなみ、地元である”大阪の味”を聞かれた永瀬は「おでんですね!友だちのお好み焼き屋さんのおでんがすごい好きで。そのお店はイケメンはタダにしてくれるので、お金払ったことないんですけど僕は(笑)」と冗談を交えながら答えた。清原と神宮寺も、それぞれの地元(清原は湘南出身、神宮寺は千葉出身)の味を聞かれ、清原は「しらすとかかな。生のしらすは苦味が強いんですよ、だから、茹でたしらすですかね」と話し、神宮寺は「まぐろですね。しかも部位は赤身が好きなんですよね。みなさん中トロとか大トロが好きって言いますけど、ほんとは赤身だよ?」と郷土愛あふれるトークを披露した。

本作が令和初の映画出演作であることにちなみ、令和に挑戦したいことを聞かれると、永瀬は「僕はバイトですね!バイトして、バイトリーダーにまでのぼりつめたいですよね。シフト決めたいです他の人の」と意外な願望を明かした。バイトの経験があるという清原は、「ブルースハープを最近買いまして、THE 虎舞竜の『ロード』のイントロを令和中に(弾けるように)がんばります。令和中?かかりすぎか(笑)」と笑いを誘った。神宮寺は「最近、釣りに行くんですよメンバーが。釣りに行こうよって誘ってくれるんです。まぐろ釣ってみたいのよ(笑)」と再びまぐろ愛を披露し、永瀬からは「まず船舶免許取ろうよ」とアドバイス。神宮寺は「OK。じゃあ取りますよ」と挑戦を新たにしていた。

舞台挨拶の終盤には、映画の公開を記念し、スタッフからのサプライズプレゼントとして直径30cmを超える巨大な特製ジャンボたこ焼きが登場すると、「やば!」「でか!」「本物コレ?」と4人のテンションは最高潮に。「僕の顔よりデカい(笑)」と、永瀬が自身の顔とたこ焼きのサイズを比べるとその姿に会場からは「かわいい」と歓声があがる場面もあった。

最後に永瀬は「僕の初主演の映画が、大好きな場所で、大好きな皆さんに観て頂けるというのは嬉しいことですし、僕らがこうやって仕事できるのは皆さんのおかげだなって改めてこの映画を通して感じることができました。僕たちが愛したこの作品、たくさんの人に愛していただけると嬉しいです」と感謝をこめて挨拶し、大盛況の舞台挨拶は幕を閉じた。

高里椎奈による原作は、個性豊かで魅力的なキャラクターたちが織りなす独特の世界観が支持され、累計35万部のヒットとなり、コミックスも発売。突然、日本が誇る名門・烏丸家の家督を継ぐように父から命ぜられた花穎は、仏頂面の青年・衣更月と主従関係を結ぶことに―。微妙な空気の中で陰謀から烏丸家を守り抜けるのか―。英国帰りで、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる主人公・烏丸花穎役をKing & Princeの永瀬廉、同じくKing & Princeの神宮寺勇太が名門・赤目家の御曹司で大学生ながらスイーツ店のオーナーも務める赤目刻弥役を演じる。

映画『うちの執事が言うことには』は全国で公開中!
監督:久万真路
原作:高里椎奈「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)
出演:永瀬廉(King & Prince)、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、優希美青、前原滉、田辺桃子、矢柴俊博、村上淳、原日出子、嶋田久作、吹越満、奥田瑛二
配給:東映
©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会