舞台「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」のゲネプロが6月6日(木)にステラボールで行われ、囲み取材に崎山つばさ、鈴木裕樹、磯貝龍乎、木ノ本嶺浩、株元英彰が応じた。

初日の開幕を控える中でゲネプロに挑んだ5人。5人がさまざまな役を演じ分ける本作だが、崎山は「稽古の中でTEAM NACSさんを尊敬しつつも自分たちでできる『LOOSER』を突き詰めつつ、5人の世界観が稽古場場で生まれた。後は劇場でやるのみとなっています。5人がいろんな役になるところだったり、葛藤を見てもらえればと思います」と自信を見せた。

鈴木も「5人しか出てこないお芝居なので、5人が一人当たり何役やるんだろう。そこも見どころになると思いますので楽しみにしていただければ」と期待を持たせた。

株元は「台本のおもしろさがすごくある」と明かし、実際に観客を入れての公演に「未知数。お客さんが入って完成するものが大きいので、そのリアクションが楽しみだし、ワクワクが止まらない。ぜひ期待を胸に劇場に足を運んでくれたらなと思います」とコメントした。

また、本作は幕末を舞台にしているが、記者からの“もしこの5人でタイムトリップして演じるとしたらどの時代?”という質問に「原始。まずは火を起こして。理科で習った科学で電気を作って乗り越えていく」と笑いを誘った磯貝。崎山は「TEAM NACSさんの結成のお話とかやりたいですね」と笑顔で答えた。

TEAM NACSが生み出した、たった5人の出演者全員が幾つもの役こなし、チョンマゲも本格的なチャンバラもない表現で、歴史の偉人を現代に生きる若者の姿に重ねた演出により、多くのファンの心を打ったこの作品。2004年、TEAM NACS初の歴史ものにして、初の東京進出作品が、15年の刻を越え、崎山つばさを主演とした新たな5人の熱い情熱で蘇えらせる。演出はTEAM NACS SOLOPROJECTでも縁が深い福島三郎が担当し、現代に合わせたアレンジを施しつつ、オリジナルの魅力を存分に伝える。

【取材・写真・文/編集部】

※初稿掲出時にTwitterでのハッシュタグで、「株元英彰」さんの漢字に誤りがございました。ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」は2019年6月6日(木)~9日(日)に東京・ステラボール、6月15日(土)~16日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールで公演!
©「LOOSER~失い続けてしまうアルバム~」製作委員会