『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の父の日記念イベントが6月11日(火)に都内で行われ、坂口健太郎、吉田鋼太郎が登壇した。

上映後の舞台挨拶ということで、「笑えるところもありました?」「実際にファイナルファンタジーXIVをプレイしている方はいらっしゃいますか?」と会場の様子に興味津々の坂口と吉田。本作では、“誰にでも覚えのある、親子のすれ違い”をテーマに描いていることから、劇中ではセリフを交わすことが少なかったという2人。演じる上でも難しさがあったようで、「瞬間瞬間の反応を大事にしようと思った。ちょっと目が合った瞬間の微妙な距離感とか」とセリフに頼らない演技を心掛けたことを明かした坂口は「鋼太郎さんが父親をやってくれたからこそすんなりできた」と息の合った演技ができたことを明かした。

そんな吉田は、自身の息子が坂口と歳が近いこともあり「リアルに息子という感じがした」と振り返り、「小さい頃はコミュニケーションを取っていたのに、いつの間に話ができなくなったのだろう」と共感する部分も多かったことを明かした。

撮影現場では「チャーミングな方」と吉田の印象を語る坂口。吉田は坂口に対して「いい意味で思っていた通り。優しい、穏やか、まじめ、勉強熱心、きっと浮気はしないだろうという好青年。すごい集中力で、全部を一言に込めてこっちにくれることができる俳優さん」と大絶賛した。

さらにイベントでは、劇中で“壮大なサプライズ”が行われることと、父の日が近いことから、坂口から吉田にサプライズプレゼントが送られた。1つ目は、坂口自身が選んだという蜂がポイントのネクタイで、実際にステージ上でネクタイを着用。吉田は「一生大事にします」と満面の笑みを浮かべた。さらに続けて、100本の黄色いバラを渡されると「すごいよ、100本って!こんなにもらったことないよ」と大興奮の吉田。この2人の本物の親子のようなやり取りに会場中から拍手や歓声が飛び交った。

最後に坂口は「少しずつこの作品を広めて、父と子の愛がいろんな人に響けばいいなと思います」とメッセージを送った。

本作は、息子である事を隠して父とオンラインゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が1,000万を超えるブログが原作。たちまち人気を集めて書籍化、さらに地上波でドラマ化もされた感動作が、スクウェア・エニックスの全面協力を得てついに映画化。ずっとすれ違ってきた父子が、オンラインゲームの世界を共に旅する。しかし父は、それが息子であることを知らない―。実際に、息子が父親の本音を知るために計画をした一風変わった親子の感動作に、息子・岩本アキオ役に坂口健太郎、父・岩本暁役に吉田鋼太郎のW主演、そしてアキオの会社の同僚・里美役に佐久間由衣、アキオの妹・美樹役に山本舞香、アキオの会社の先輩・吉井役に佐藤隆太、アキオの母親役に財前直見と豪華キャストが集結した。

【取材・写真・文/編集部】

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は2019年6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督:野口照夫(実写パート)、山本清史(ゲームパート)
出演:坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、前原滉、今泉佑唯、野々村はなの、和田正人、山田純大/佐藤隆太、財前直見
声の出演:南條愛乃、寿美菜子、悠木碧
配給:ギャガ
©2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会 ©マイディー/スクウェア・エニックス