『見えない目撃者』の初日舞台挨拶が9月20日(金)に丸の内TOEIで行われ、吉岡里帆、高杉真宙、浅香航大、田口トモロヲ、森淳一監督が登壇した。

本作のキャンペーンで全国を回ってきたキャストと監督だが、「大きな拍手で迎えてくださって、作品のおもしろさが届いたんだなとうれしかった」と振り返った吉岡。特に福岡での滞在で水炊きを食べたことが思い出深いようで「疲れが吹っ飛ぶとはこのことかと」と笑顔を見せた吉岡。

ここで、本作がハワイ国際映画祭に出品されることが発表されると、観客からは拍手と声援が沸き起こり、吉岡は「どんな反応が返ってくるか楽しみ」と外国の観客の反応を期待した。

本作は、R15指定となる“攻めたエンターテインメント”であることが注目されるが、特に「盲導犬パルとの逃走シーン」が攻めだったと振り返る吉岡。一方で、本作への出演自体が攻めだったという高杉は、劇中ではスケートボードに乗るシーンが多々あるが、「先生に習いに行ったんですけど、簡単そうに乗るんですよ」と初っ端から苦労があったようで、「板の上に乗ることができなんです。こけまくって必死に練習させていただきました」と苦労を明かした。

反対に、“攻められポイント”として、容赦なく攻撃される場面を挙げ、「人が人を追い込んでいく様はこんなに怖いんだと感じました」と振り返る吉岡。さらに目が見えない役どころでることが伝わるような映像表現に「(観客の)みなさんとバディを組んで物語が進んでいくように感じるので、恐怖を感じていただけると思います」と自信を見せた。

最後に吉岡は「みなさんに楽しんでいただくために、とにかく全員がむき出しになって、振り絞るようにこの作品に携わっていたとお伝え出来ます。怖いと思います。怖く思ってもらうために作っているので。でも、怖さの中に、一見弱そうに見える人の本当の芯の強さが描かれていると思います」と本作をアピールした。

交通事故によって自らの視力を失うとともに最愛の弟を亡くし、更には警察官の道までも絶たれた主人公の浜中なつめは、ある日、車の接触事故に遭遇、その事故現場で車の中から聞こえた女性の声から誘拐事件が起きていると考え、聴覚、触覚、嗅覚などで感じた手がかりを駆使し事件を追う。やがてそれは「女子高生連続殺人事件」に発展、猟奇的殺人犯は真相に近づこうとするなつめの身にも迫っていく―。主演の吉岡里帆は、悲しい過去を抱え葛藤しながらも、立ちはだかる障害や迫りくる危機に果敢に立ち向かう難役に挑み、俳優としての新境地を見せる。監督は、人間の内面を抉り取るようなサスペンスを得意とする森淳一。

【写真・文/編集部】

映画『見えない目撃者』は全国で公開中!
監督:森淳一
出演:吉岡里帆、高杉真宙、大倉孝二、浅香航大、酒向芳、松大航也、國村隼、渡辺大知、栁俊太郎/松田美由紀、田口トモロヲ
配給:東映
©2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ ©MoonWatcher and N.E.W.