命がけのキャンパスライフを描く限界突破の青春コメディ『ぐらんぶる』が映画化されることが決定した。

講談社「good!アフタヌーン」にて2014年4月から連載中の原作・井上堅二×漫画・吉岡公威による漫画「ぐらんぶる」はボケ・ギャグ・つっこみ満載、命がけのキャンパスライフを描く限界突破の青春コメディ。物語は主人公の北原伊織が大学進学を機に海辺の町に引っ越してくるところから始まる。叔父が営むダイビングショップ「GRAND BLUE(グランブルー)」に下宿することになった伊織。きれいな海、かわいい幼馴染・・・あこがれのキャンパスライフを前に期待に胸いっぱい膨らませていた伊織を待っていたのは、男だらけのダイビングサークルだった?!登場シーンの半分が服を着ていないとも噂の原作は、11月22日発売の最新14巻で累計発行部数440万部を突破。2017年に映画化もされ大ヒットした「亜人」とならぶ同誌の看板コミックとなっている。

本作の監督を務めるのは英勉。デビュー作『ハンサム★スーツ』で鮮烈なコメディデビューをしたのち、『高校デビュー』『貞子3D』など幅広いエンタメ作品を手掛け、2015年の『ヒロイン失格』は興行収入24憶円越えを記録、その年の実写邦画ランキングTOP5に入り、昨今の若者向け映画ブームの火付け役となり、青春コメディ映画の新たな時代を切り開いてきた。

今回は実写化決定と監督の名前のみが明かされており、キャスト陣をはじめストーリーやスタッフなどもベールに包まれている。ヒントはダイビングショップ「グランブル-」の前に、パンツ姿とオタTを巻いてたたずむ2人の青年の写真のみ。無駄に青々と美しい景色、無駄にオシャレな外観のショップ、そして無駄にいいカラダが印象的な1枚。原作通りなら裸必至の本作だが、このハジけた役をいったい誰がスクリーンで演じられるのか?また同日に公開された公式HPはキレイな海の画が印象的だが、じつはとある仕掛けも・・・?映画『ぐらんぶる』はどこまでいくのか―。続報に期待しよう。

本作は、今年7月にクランクインし、10月にクランクアップ。来年の完成に向けて制作中。

井上堅二(原作)コメント

「実写化してイケメンの股間を見るんだ!」
『ぐらんぶる』の構想段階から抱いていた、僕の純粋無垢で――青年誌で連載する作家の誰もが抱く大きな夢。それがついに叶う時が訪れようとしています。協力してくれた関係者の皆様に感謝を、そして出演する被害者の皆様に心からの謝意を送ります。本当に・・・・・・色々とすみません!

吉岡公威(漫画)コメント

カナヅチの私が、井上先生の夢に乗っかってここまでダイビング漫画『ぐらんぶる』を一緒に描き続けることができました。美しい海で繰り広げられる爽やかな若者たちの青春。そしていよいよ実写化され、スクリーンで見られるんですね。本当にドキドキしてます。色々な意味で。本当に、色々な意味で!

英勉(監督)コメント

「男子ってバカねっ」って映画を作ろうと思ったんですが、
「男子ってバカ!ほんとバカ!クズ!」って映画になっちゃいました。
『ダイビングに賭ける青春と恋と友情。さあ、最高の海の世界へ』
という宣伝が展開されると思いますが、違いますから。詐欺ですから。
ぼくがホントの「全〇監督」かもです。

関口大輔(エグゼクティブプロデューサー)コメント

昨今似たようなテーマの邦画が多いのは、「お客さんが好きなタイプの映画」に傾向があり、そのベストな期待に制作が行われているからでしょう。最近の優れたリサーチにより、お客さんが見たい映画はどんなものなのかを判別する精度が高くなっているそうです。
そんな時代に作られるこの映画『ぐらんぶる』ですが、そういったリサーチでは判別不能になってしまうと思います。
圧倒的な異物感、圧倒的なバカバカしさ、そして圧倒的に熱苦しい男たち・・・。
私はこの圧倒的な既視感のなさに心底惚れ込み、リサーチ全盛の時代の今だからこそ、数字では測り切れないこの作品を映画化したいと思いました。「監督は有名な方で」「俳優は人気の方でお願いします」という事を映画化する際によく言われますが、原作の関係者から「本当に大丈夫ですか?」と心配される映画は『ぐらんぶる』くらいです。
あとはこの素晴らしい原作を、妥協せず、実写作品にするベストな監督とキャストと制作する事。
監督は、英さん以外思いつきませんでした。何の制限もない振り切った演出を任せられる日本人監督は英さんしかいないでしょう。またキャスト陣の発表はこれからとなりますが、ほぼ素っ裸で作品に挑んでいますのでこちらも引き続き楽しみにしていてください。

映画『ぐらんぶる』は2020年初夏に全国で公開!
監督:英勉
原作:井上堅二・吉岡公威「ぐらんぶる」(講談社アフタヌーンKC刊)
配給:ワーナー・ブラザース映画
©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020映画「ぐらんぶる」製作委員会