『MANRIKI』の公開直前イベントが11月22日(金)に都内で行われ、斎藤工、永野、SWAY、清水康彦監督が登壇した。

今回行われたイベントでは FRIDAY+TOKYO×映画『MANRIKI』=題して「MANRIKI NIGHT」という名のもと、主演の斎藤工をはじめ、永野、SWAY、清水康彦監督が登場。SNSフォロワー10,000人いかないと公開中止キャンペーンの達成による公開決定を宣言。また、公開を直前に控えた想いや、撮影、キャンペーンの裏話などを包み隠さず披露した。

斎藤は冒頭の挨拶で、「今の日本映画に対する復讐心のようなものが3年間絶えず炎として燃え続け、その炎が大きくなって公開を迎えるということが意味のあることに感じています」とコメントすると共に、作品を作るにあたって支えてくれた人々に感謝を述べた。

企画プロデュースだけでなく、原作・脚本も永野が手掛けている本作品。自身の脳内を映像化するにあたって、斎藤とどのようなやりとりがあったかという問いに永野は「自分の世界に信頼をおいてくれて好きにやらせてくれる中で、プロデューサーとして映画完成まですごく動いてくれて、妥協しなくていい形を作ってくれました」とコメント。これに対し斎藤は「監督と永野さんの中で、鬱屈した思いというのも全て作品に込め、作品自体が復讐劇のような作品になっていると思うので、ある意味『ジョーカー』を超えてる部分もあると思っています」と付け加えた。

SWAYは“チームMANRIKI”のイメージを聞かれると、同じジャンルの人が誰もいないバラバラなチームであるがゆえに、ミラクルをふんだんに持ったチームだと思ったという。さらに続けて「プロの集団のようで、すごいマニアックなことをやってるというのが“チームMANRIKI”のパワーかなと思います」とコメントした。

イベントの途中では、SNSフォロワー1万人キャンペーン達成ということで映画の公開宣言とともに、鏡割りが行われた。

最後に斎藤は「企画書がなかなか受理されない3年で、こんなにも今の日本って自由なようで不自由なんだということをある意味痛感しました。でもそのことによって、破裂するようなパッションみたいなものも同時に宿ったと思っています。この1本の映画で、これからの日本の映画作りに大きな一石を投じる作品になったと思っています。ぜひ劇場で、MANRIKI体験をしていただきたいです」とコメントした。

俳優のみならず、映画プロデューサーや監督などクリエイターとしても注目を集める斎藤工(齊藤工名義で企画・プロデュース)と、その独特の世界観で個性を放つ芸人・永野、さらにミュージシャン、俳優、音楽プロデューサーなど幅広く活躍する金子ノブアキ、映像クリエイター清水康彦が集い動き出したプロジェクト“チーム万力”の長編映画『MANRIKI』。本作は永野の原案・原作に、斎藤工、監督・清水のクリエイティブエッセンスが詰め込まれ、さらに金子が担当した劇中音楽も加わり、独創的な映像で、常識的観念にとらわれず自由なクリエイティブを実現した意欲作。

【写真・文/北村優雅】

映画『MANRIKI』は2019年11月29日(金)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開!
監督・脚本・編集:清水康彦
出演:斎藤工、永野、金子ノブアキ、SWAY、小池樹里杏/神野三鈴
配給:HIGH BROW CINEMA/東映ビデオ
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