『架空OL日記』の完成披露試写会が2月4日(火)に都内で行われ、バカリズム、夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子、シム・ウンギョン、坂井真紀、住田崇監督が登壇した。

主演と原作・脚本を務めるバカリズムは、ドラマから2年以上が経っての映画化に「夢みたいです」と笑顔を見せ、「ドラマの時からそうですけど現場が楽しくて。本番と空き時間の差がない」と仲の良さをうかがわせた。さらに映画化にあたって再集結したキャストだが、「夏休み明けの初日の感じ」と振り返り、「ちょっとそわそわしてうっすらといい格好してる・・・」と具体的に挙げ、会場の笑いを誘った。夏帆も「再会したときは気恥ずかしさがありました」と振り返った。

そんな撮影現場に、初めて参加した坂井は「本当に楽しかったです」と明かし、「見ていたドラマのまま」と笑顔で語った。さらにここで、夏帆が演じる“マキちゃん”の名前を坂井の名前からとったことを明かしたバカリズムは「マキちゃんのイメージは当時の坂井真紀さんのイメージです」と語り、これに坂井は「当時の?」とツッコミを入れ、会場は笑いに包まれた。

劇中ではカラオケのシーンもあり、シム・ウンギョンは「楽しく歌った」と語り、バカリズムも「待機しているときも別の部屋で歌っていた」というように撮影以外でも楽しんでいた様子だった。がまた、ドラマが終わった後もバカリズムを含めた5人で焼き肉に行ったこともあったようで、「この5人が集まると自然と役と同じような立ち位置になる」と自然体で演じていることを明かした。

最後にバカリズムは「期待通りの内容になっていると思います。見たいものが見れるんじゃないかと思います。“こんなんだったらいいな”がまんま見れます。楽しみにしていてください」と本作をアピールした。

バカリズムが2006年から3年をかけ、銀行勤めのOLのフリをしてネット上にこっそり綴っていたブログを書籍化した、「架空OL日記」(小学館文庫)。2017年にバカリズムが原作・脚本・主演を務め話題となった連続ドラマを実写映画化。ドラマ版でバカリズムのOL仲間を演じていたキャスト陣(夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子)に加えて、シム・ウンギョン、坂井真紀、志田未来、石橋菜津美の4人も出演。吉澤嘉代子が歌う「月曜日戦争」がドラマ版に引き続き主題歌に決定。週の始まりである憂鬱な月曜日と戦う等身大のOLの姿を歌い上げる「月曜日戦争」は映画版としてアコースティカルに再録されていてドラマ版との違いにも注目が集まる。

【写真・文/編集部】

映画『架空OL日記』は2020年2月28日(金)より全国で公開!
監督:住田崇
出演:バカリズム、夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子 /シム・ウンギョン/石橋菜津美、志田未来/坂井真紀
配給:ポニーキャニオン/読売テレビ
©2020『劇場版 架空OL日記』製作委員会