『仮面病棟』のジャパンプレミアが2月17日(月)に丸の内ピカデリーで行われ、坂口健太郎、永野芽郁、内田理央、大谷亮平、高嶋政伸、木村ひさし監督が登壇した。

映画に登場するピエロにちなんで、目元を仮面で隠して客席を通って登壇したキャスト・監督たちに、待ちわびた観客からは大歓声が沸き起こった。元精神科病院を舞台にした本作は、北九州で奇跡的に見つけたという旧病院をロケ地に撮影された。リアルな空気感を出すための撮影だったが、「密室の中でずっと撮っていた。精神的にもきついときもあったし、大変だったんです」と振り返る坂口。本作の完成に「よかったな、と思いました」と素直な気落ちを吐露した。

映画の内容にちなんで“自身の隠された真実、話していない秘密”についてフリップでのトークが繰り広げられたが、主演の坂口は帰京日を延ばしたことを明かし、「(撮影した北九州に)お世話になったので、一日延ばしてスタッフ陣で飲んで帰ったことがありました」と明かした。撮影についても「楽しいというより大変だったんですけど、その分仲が良くなった」と語った。

イベントでは、さらに“ウソ発見器”が登場し、“ウソをつくと指にはめた機械が反応する”と説明され、キャストらはすでにドキドキしている様子を見せた。質問する側に回った永野が「主演は坂口さんではなく私のほうが合っている?」と質問すると、高嶋が決められた通りに「いいえ」と回答。すると機械は大きく反応しだし、これに高嶋は焦りながら否定。また、坂口には“ピエロは私である”という質問に「いいえ」と答えたが、機械が上下に大きく反応。これには坂口も「ウソでしょ!?マジなやつですか?」と大慌て。ほかの登壇者からも驚きの声が上がったが、MCから「スタッフがドッキリを仕掛けていました」と種明かしがされると、安堵した坂口に会場からは笑いが起きた。

最後に坂口は「まずは楽しんでもらって。体感型というか、見ているお客さんもこの病院の一人になったように感じられる作品です」と本作をアピールした。

鉄格子で閉ざされた元精神科病院。一日限りの当直を代わった医師・速水は目的の見えない事件に巻き込まれる。ピエロ面の凶悪犯が、負傷した美少女・瞳と立てこもり、身元不明の64名の入院患者と職員たちと共に監禁された。病院内で次々と遭遇する不可解な出来事―。そして発見された1人の遺体。犯人からも、得体の知れない病院からも逃げられない、ノンストップ脱出ミステリー。

【写真・文/編集部】

映画『仮面病棟』は2020年3月6日(金)より全国で公開!
監督:木村ひさし
原作:知念実希人「仮面病棟」(実業之日本社文庫)
出演:坂口健太郎、永野芽郁、内田理央、江口のりこ、大谷亮平/高嶋政伸
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2020 映画「仮面病棟」製作委員会