須田景凪


曜日ごとに異なる7人の僕たち―『水曜日が消えた』の主題歌を須田景凪が担当することが発表され、併せて主題化入り予告編が解禁された。

本作は、1人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”が主人公。他の“曜日”とは、直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない1人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語。主人公を演じるのは、「日経トレンディ」が選ぶ「2019年 来年の顔」に選出され、話題作への出演が相次ぐ中、『凪のお暇』のゴン役でも大きな話題を呼んだ中村倫也。メガホンをとるのは次の時代を担う気鋭の映像クリエイター100人を選出するプロジェクト「映像作家100人2019」に選ばれるなど注目を集める吉野耕平。

今回、今注目のアーティスト・須田景凪が本作の主題歌を担当することが発表された。須田景凪は現在放送中のドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」でも主題歌を担当しており、中毒性のある予想外かつ大胆でありながら、隅々までこだわりの詰まったメロディーが多くの若者の支持を集めている。

併せて解禁された主題歌「Alba(アルバ)」が使用された予告編では、主人公の“火曜日”が初めて水曜日の朝を迎える様子が解禁となっている。「2日あると世界が違う」と話すように、いつもは休館している図書館を楽しみ、その図書館で瑞野(深川麻衣)と出会う様子が、ポップで軽快な音楽にあわせて描かれる。しかし、「火曜日だよな、そっち。」と携帯画面越しに、“火曜日”ではない僕に問いかけられると、主人公に降りかかる謎を予感させるような場面が―。

元同級生の一ノ瀬(石橋菜津美)や新木(中島歩)、安藤(きたろう)、高橋(休日課長)ら“7人の僕”を取り巻く人物が登場する中、「水曜も木曜も大事な人がいて、僕のせいでお別れもできなかった。だから返してあげなくちゃダメなんだ。」と切実な声で訴えかける火曜日。それぞれの曜日の日常の一コマも登場するが、「僕が消えたらさ―」というセリフと倒れてしまう火曜日は一体どうなってしまうのか―。

須田景凪 コメント

今回、映画「水曜日が消えた」の主題歌を担当させて頂きました。
この映画を初めて見た時、大きな衝撃を受けました。
中村倫也さんが演じる、曜日ごとに性格が異なる主人公。
彼の中ではごく当たり前な日常が、感傷的に、細部まで美しく描かれています。
僕らも自然に暮らしをしていく中で、行動や話し相手によってキャラクターが自然にスイッチする瞬間があると思います。
そのどれもが自分自身であるという事を改めて考えさせられました。
「Alba」を制作する上で、“百人百様の日々を肯定する楽曲にしたい”というテーマが自分の中にあり、ひとつずつ言葉を選んでいきました。
また、映画でしか聴けないアレンジも組み込みました。
是非、劇場で映画と共に楽しんで頂けたら嬉しいです。

予告編

映画『水曜日が消えた』は2020年5月15日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本・VFX:吉野耕平
出演:中村倫也/石橋菜津美、中島歩、休日課長/深川麻衣、きたろう
配給:日活
©2020『水曜日が消えた』製作委員会