人間の謎めいた本質とアメリカの現実をえぐるサスペンスフルなヒューマン・ドラマ『ルース・エドガー』の延期後の公開日が6月5日(金)に決定した。

17歳の高校生ルース。誰からも愛され、称賛される少年は何者なのか。完璧な優等生か、それとも恐ろしい怪物なのか?深刻な矛盾をはらんだアメリカ社会の現状をリアルにえぐり出し、謎のベールに覆われた人間という存在の本質に鋭く切り込んだヒューマン・ドラマ。主人公ルース役をケルヴィン・ハリソン・Jr.、ほかにオクタヴィア・スペンサー、ナオミ・ワッツ、ティム・ロスらが共演する。

5月15日(金)より子会を予定していた本作だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されていた。今回新たな公開日が6月5日(金)に決定。併せてジュリアス・オナー監督から日本の観客へのメッセージが到着した。なお、既に購入済みのムビチケオンライン券(前売券)は、延期後の上映にも使用することができる。

ジュリアス・オナー監督より日本の観客へのメッセージ

この映画で描いている事は、自分を定義し、自分を自由にする事。
人は他人に対して「あなたは天才」もしくは「あなたは怪物」と
決めつけてかかるところがあるけれども、その傾向は欧州やアフリカ、日本でも同じ。
人間は単純ではなく、複雑な生きものです。
他人からの一辺倒な期待を背負って生きる、という事は、自分の人間性が剥がされる、ということです。
この映画が投げかけている問いについて、ご自身で考えてほしい。
「どのような時に」また「どんな人たちが」生きる自由を与えられているのかについて、
ぜひじっくりと考えていただきたいです。

映画『ルース・エドガー』は2020年6月5日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開!
監督・製作・共同脚本:ジュリアス・オナー
出演:ナオミ・ワッツ、オクタヴィア・スペンサー、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ティム・ロス
配給:キノフィルムズ/東京テアトル
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