図書館を舞台に人間模様と奇跡の瞬間を映し出す笑いと涙の感動ドラマ『パブリック 図書館の奇跡』の本編映像が解禁された。

本作は、図書館という誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマ。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場がないホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。突如勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。ある新聞記事に着想を得て、本作の完成までに11年の歳月を費やした監督はエミリオ・エステベス。主演も兼任し、念願のプロジェクトを実現させたエステベス監督のもとに、実力派揃いの個性豊かなキャストが集結。アレック・ボールドウィン、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライトなど往年の名俳優たちから、テイラー・シリング、ジェナ・マローンなど旬の顔まで、極上のアンサンブル劇を繰り広げる。

マルチな才能を発揮複雑なキャラクターを見事に演じるラッパー、ライムフェストの演技力にも注目の本編映像が解禁された。カニエ・ウエストと「ジーザス・ウォークス」(04)を共同制作しグラミー賞最優秀ラップ・ソングを受賞、『グローリー -明日への行進-』(15)の主題歌「Glory」をジョン・レジェンド、コモンと共作し、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞、グラミー賞受賞を果たしたライムフェスト。

ライムフェストは、本作でホームレスのビッグ・ジョージ役として初長編映画デビューとなった。劇中のジョージ役は、自分は政府に頭の中に “レーザー・アイ”を仕込まれたと思い込み、長く見ると相手が死んでしまうという、メンタルヘルスの問題を抱えている複雑なキャラクターを見事に好演しマルチな才能を発揮している。

解禁された本編映像では、ホームレスの集団が公共図書館を占領するシーン。駆けつけた警備員にいち早く気づいたホームレスの合図で、皆で協力してドアを抑え込む。そんな中でも、我関せずマイペースに読書しているジョージ。籠城に巻き込まれ、ホームレスと行動をともにすることを決意した図書館員のグッドソン(エミリオ・エステベス)は、目をあわさないよう意識しながら「その棚で ドアを塞いでくれないか」とお願い。ジョージは、背を向けたまま「なぜた」と聞き、「警備員が入ってくると困る」と説得しても、目線を下げたまま同じ言葉を繰り返す。

痺れを切らしたグッドソンは「レーザー・アイさ」とこたえると、途端に慌てはじめ「奴らも政府の犠牲者か」とたずねる。「そうだ 見られたら死ぬ」とジョージの会話にあわせると、すっくと立ち上がり、近くにある大きな本棚を唸り声をあげながら動かし始め、周りのホームレスたちも手伝いに駆けつける。一部始終を警備室で監視カメラ越しに眺める警備員と図書館長のアンダーソン(ジェフリー・ライト)。すると、警察が到着。事態が次第に大きくなっていく展開を予想させるシーンになっている。

本編映像

映画『パブリック 図書館の奇跡』は2020年7月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開!
製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス
出演:アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
配給:ロングライド
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