不器用ながらも必死に向き合う姿を描いたちょっぴり苦い青春群像劇『Bittersand』が来年夏に公開されることが決定した。

特にこれといった目標もなく、ただ何となく日々をこなすだけの吉原暁人(井上祐貴)だったが、ある日、高校時代密かに想いを寄せていた石川絵莉子(木下彩音)と偶然再会する。その再会によって蘇る、2人の“変えたい記憶”と“消したい記憶”過去を全て拒絶する絵利子を目の当たりにして、暁人はある計画を目論むことにする。高校時代の2人にとっての忌まわしい過去を清算するために。暗い過去を持つ登場人物達が、大人になり目を背けて来た思い出の記憶を塗り替えるために不器用ながらも必死に向き合う姿を描いた、ストレートでちょっぴり苦い青春群像ストーリー。

主演は『ウルトラマンタイガ』(テレビ東京系)でウルトラマンタロウの息子で主人公のウルトラマンタイガ役を演じ、大人から子どもまで幅広い層から支持を受ける井上祐貴。ヒロイン役には『THE突破ファイル』(日本テレビ系)の突破交番シリーズに巡査役としても人気を博し、今後の活躍も期待の木下彩音。監督は本作が初監督となる杉岡知哉。

井上祐貴 コメント

今回、主人公・吉原暁人を演じさせて頂いた井上祐貴です。
決して表には出さないけど、自分の意思がちゃんとある暁人は演じていて頼もしい存在でした。
ウルトラマンタイガ後、初の主演映画という事で気合も入っていましたが、毎日が新たな役と慣れない環境との戦いでした。
監督を始め、キャストの皆さん、スタッフの皆さんに助けて頂きながら、無事に撮影を終えることができました。
是非公開を楽しみにして頂きたいです。

木下彩音 コメント

オーディションでヒロインの絵莉子役に選んでいただき、すごく嬉しかったです。 その反面、感情を表に出さない絵莉子をどう表現できるか、 私で大丈夫なのかという不安もありましたが、台本を何度も読み返して自分なりの解釈を深め 監督にたくさん相談しながら挑戦しました。私にとって、高校を卒業してからの制服姿で、学生時代のシーンは思いっきりはしゃいで楽しませていただきました。後半の暁人と2人のシーンでは 暁人と絵莉子が重ねてきた時間を感じとっていただけるよう主演の
井上祐貴さんとのコミュニケーションを大切に挑みました。 学生時代と大人になった絵莉子の心情の変化に注目していただきたいです。

杉岡知哉(監督)コメント

この映画は、助監督として参加したある映画の打ち上げで発した一言から全てが始まりました。それから4年、紆余曲折ありましたがようやく完成することができました。
素直に感情を伝えられない不器用な人間たちの織り成す不器用な物語ですが、その中に鏤めた思いを演じてくれたキャストの皆さんが一つ一つ見事に昇華してくれました。是非、映画館でご覧いただければと思います。

映画『Bittersand』は2021年夏に公開!
監督・脚本:杉岡知哉
出演:井上祐貴、木下彩音
配給:ラビットハウス
©「Bittersand」製作委員会